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日本競輪学校 滝澤 正光校長

インタビュアー:赤見 千尋

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伸び悩んでいる生徒にはどんな風に声を掛けるんですか?

滝澤:目標を持てって言いますね。当たり前のことなんですけど。目標があるとそれに向けて努力するわけじゃないですか。日本一を獲るためには日本一練習しなければならないですから。

やっぱり気持ちの問題というのは大きいですね。

滝澤:大きいですよ。時速60キロ以上で勝負する中で、最後は日々の練習と精神力の勝負ですから。気持ちと普段の積み重ねが大事なんです。

生徒たちにお話を伺うと、みんな「先行選手になりたい」って言っていました。

滝澤:先行というのは選手の基本なので、そこを目指すことは大事です。風圧を受けるので一番力を使うし、脚力がなければ勝負できない。だから、若い時にその基礎をしっかりと築いておけば、先行ができなくなっても人の後ろから追い込むようになったりと、スムーズに転向できるんです。わたしも先行にこだわって現役時代やってきました。人それぞれ戦法に関しては考えがある中で、自分は先行にこだわってきたことに悔いはないです。ぜひ生徒たちにも勧めたいので、日々話はしています。

先行というのはそんなに大変なことなんですか?

滝澤:肉体的にも精神的にも苦しいですね。競輪学校の教育の中で、克己、誠実、親和という3つを挙げているんですけど、先行を通して克己の気持ちを育ませることができるんです。なぜかというと、先行選手は自分の前には誰もいないんですよ。信じるのは自分しかいない。追い込み選手は前に人がいて、この人を追い込めば1着だとか、常に人を目標にして走れるんですけど、先行選手は後ろから誰がいつ来るのかわからない中で戦うので、己に勝つということに最高に適した戦法なんじゃないかと思います。簡単じゃないことに猛然と立ち向かっていく経験というのは、若い時には大切ですよね。何かあった時に常に避けるのではなく、高い壁にも突き進んでいく気持ちの強さを育めば、先の人生にも繋がって行くんじゃないかと。

今回生は入学して4か月、ここまで指導してきていかがですか?

滝澤:タイムは決して悪くないけど、勝負師としての気持ちがまだまだですね。後半はその辺りもしっかり指導していきたいです。今の子は体は大きいんですけど、力とか基礎体力は弱いんですよ。だから、体の皮は大きいんですけど、芯の強さはこれからです。

ガールズが始まって今回で5期目ですけれども、先生は1期生からご指導されてきたそうですね。

滝澤:1期生の頃は女子教育というものが初めてだったので、どこまでやっていいのかという物差しが出来ていませんでした。今思うともう少し追い込んでも良かったのかなと。2期目3期目と重ねてある程度育て方も構築されて来たので、今はしっかりと指導できていると思っています。


【プロフィール】
滝澤 正光(たきざわ まさみつ)

インタビュアー:赤見 千尋(あかみ ちひろ)

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