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オートレース選手インタビュー
皆が待ち望んでいる初優勝へ向かって!|片野 利沙選手
2019年11月12日

小学校4年生からのバイク人生を振り返って頂きました。今年は目標だった通算100勝は達成したもののまだ優勝がない片野利沙選手(川口32期)です。

初優勝への決意を聞いてきました。

インタビュー / 内野久照

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内野:ご出身は?

片野:千葉県市原市です。

内野:どんなところですか?

片野:レジャーにもってこいの街です。海はあるし山もあるしディズニーランドは近いしアクアラインで横浜もすぐそこだし東京も近いですから住みやすくて便利な所です。

内野:台風被害はどうでしたか?

片野:私が住んでいる所は台風19号の影響はありませんでしたが15号では風が強くて怖い思いをしました。停電になり電気のない生活を体験しました。電気が使えない事がこんなに大変なんだなと感じました。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げますとともに早期の復旧を願っております。

内野:バイクはいつ頃から乗っていたのですか?

片野:両親がバイクに乗っていました。お母さんがモトクロスでお父さんはミニバイク経験者です。

小学校4年生の時、親がポケットバイクを買ってくれ、そこから私のバイク人生が始まりました。初めて体験した時は乗れなくて悔しかったです。下校の時間にお母さんが学校まで迎えに来てそれから片道1時間かけてサーキット場に向かいました。宿題よりもサーキットでしたね。ポケバイを夜まで乗っていました。

人と走るのが好きになりました。

レースもすぐに好きになり負けた時は凄く悔しかったです。泣いた事もありました。

週に4回程通っていましたがバイクに乗る事は楽しかったです。

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中学校からはミニバイクに乗り高校からロードレースです。ロードレースアカデミーに入り国内ライセンスを取得しました。その時の同期に圭一郎(浜松32期・鈴木圭一郎選手)がいました。レディースロードレースや男女混合レースに何度も出場しました。

高校卒業してからは国別対抗アジア選手権を走りました。タイ・台湾・インド・日本で走りました。海外レーサー達との交流は凄く良い経験になりました。

その後は日本で地方選手権を走っていました。練習でサーキットを使うのにお金がかかりタイヤ代等もかかるので働きながらバイクを続けていました。

内野:どのようなお仕事をされていたのですか?

卒業後はバイクショップに勤めました。主にネット販売をしている会社で仕入れたバイクのエンジンをバラして洗ってインターネットにアップしていました。冬場は寒くて冷たくて辛かった事を覚えています。

社長さんが女性の方でレースの時は融通を利かせてくれて応援してくれました。

内野:オートレーサーになったきっかけを教えて下さい。

片野:オートレースの存在は中学校の頃から知っていました。

オートレースの受験がある事をロードレースのチームの監督さんが教えてくれました。一般で受けて1回で合格しました。受かると思っていなかったので凄く嬉しかったです。

初めてオートレースを見たときはこんなコースで走るのだとオーバル走路にびっくりしました。金網も近いしクラッシュパッドが無い事にも驚きました。

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内野:養成所ではどうでしたか?

片野:全然乗れなかったし整備も上手く出来ず岡谷さん(浜松32期・岡谷美由紀選手)に助けてもらっていました。ゆうくん(飯塚32期・佐藤裕児選手)やひろかず(浜松32期・鈴木宏和選手)友ちん(浜松32期・中村友和選手)にも助けてもらったな...同期は本当に仲が良いんですよ。

最初は同期の中で下の方だったけど年が明けてからは整備よりも乗る方が多くなって最終的には一番上のクラスで練習していました。


内野:デビュー戦は?

片野:圭一郎とヒカル(川口32期・中山光選手)が1着だったのに自分は2着で悔しかったです。

初勝利は9走目の川口でした。少し濡れていたコンディションでしたがデビュー初勝利は嬉しかったです。

内野:あこがれの選手はいましたか?

片野:船橋の所属でしたので永井大介選手(現川口25期)・中村雅人選手(現川口28期)・青山周平選手(現伊勢崎31期)はあこがれでした。お会いした時にすごく緊張した事を覚えています。その時に船橋に入れて良かったと思いました。船橋オートは私にとって特別な場所ですし、無くなって寂しいです。忘れた事はありません。

内野:選手になってバイク経験者のご両親はなんと?

片野:お母さんは『なんで雨だと乗れないの』『どうしたのあのレースは』みたいに結構言ってくるんですが、何かと心配してくれています。(笑)

内野:それでは32期恒例の同期を家族に例えて頂きます。

父 やっしー(伊勢崎32期・松本やすし選手)

母 りえさん(伊勢崎32期・藤本梨恵選手)

この二人は養成所からそんな感じでしたよ。(笑)

兄ですか...皆がお兄さんでした。

姉は岡谷さんです。頼ってばっかりでしたから。

弟は怒られるかもしれないけど長田(山陽32期:長田恭徳選手)です。弟っぽいですからね(笑)

妹はもえ(元浜松32期・岸萌水さん)ですね。いつも一緒にいましたから(笑)

ペットは友ちん(浜松32期・中村友和選手)です。ワンちゃんみたいだし忠実だしいつも元気ですしね。

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内野:引退された益春菜さんの存在は?

片野:マスさんの存在は大きかったです。心強かったです。川口に移動してからロッカーが前になり宿舎は一緒だったので色々と話を聞いてもらったし夜遅くまで沢山話をしました。

内野:佐藤摩弥選手(川口31期)の存在は?お互い何と呼び合っているのですか?

片野:『マックス』と呼ばれています。私は『まやさん』と呼んでいます。

「佐藤さんでなくて良いよ」とまやさんに言って頂きました。

「同級生なのでまやちゃんで良いよ」とも言って頂きましたが、そこは先輩後輩の関係なので『まやさん』と呼んでいます。

プライベートでも仲良くしてもらっていて、開催前や開催後と美味しい物を求めてお店を探したり、癒しを求めて一緒に遊びに行きます。

まやさんは憧れの先輩ですし居てくれるだけで力になります。自分のレースを毎回見てくれてアドバイスしてくれる優しい先輩です。まやさんからは一緒に記念回りたいねと言われているので、現ランクA151よりランクを上げられるように頑張りたいです。

内野:マックス以外のニックネームあだ名は?

片野:『リサマックス』『リサマー』です。佐々木敏夫選手(川口14期)には『リサッチ』と呼ばれています。同期からは『リーちゃん』それと普通に『リサ』ですね。

男性の方は『リサ』と呼び辛いのでしょうね『リサマックス』『マックス』が定着しています。(笑)

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内野:皆さんに愛されているのが伝わってきます。車名の『リサマックス』は?

片野:車名の『リサマックス』は『コヤマックス』から頂きました。『コヤマックス』とはロードレーサー小山知良(こやまともよし)さんの愛称です。

誕生日と血液型が私と同じで海外のGPで活躍していたレーサーです。体は小さいのに大きなバイクを乗りこなし操るので尊敬しています。もちろん『リサマックス』は本人了承済みです。


内野:他にも色々聞かせて下さい。1日の中で必ずする事は?

片野:朝一番に朝パックします。女子ですから...。寝る前には本を読んで寝ます。

内野:レース場に必ず持って行く物はありますか?

片野:腰を痛めてからはぐっすり眠れるように宿舎にマットレスをいつも持って行きます。

内野:ペット・ウサギちゃんの事も教えて下さい。

片野:名前は『むぎ』です。『むぎ』はペットショップでロップイヤーに踏み潰されていましたがこの子強いなと思い即決しました。一目惚れして飼うことにしました。運命ですね(笑)

口元が可愛くまつげが黒くて長くて美人さんです。全部が可愛いです。こねくり回しています。人参は嫌いです。バナナが好きな6歳の女の子です。

休みの日はいつも『むぎ』と遊んでいます。

内野:好きな野菜や果物・嫌いな物も教えて下さい。

片野:好きな野菜はシシトウです。焼いて食べます。完全にのんべーでしょう。

嫌いなものはトマトです。体が受け付けないです。

果物はイチゴが好きです。砂糖で食べたり練乳も好きです。美味しいですよね。

またイチゴ狩りに行きたいです。

嫌いな物はスイカです。苦手です。

内野:好きな男性のタイプは?

片野:男性は雰囲気です。顔じゃないですけど顔も見ますね(笑)話してみて仲良くなってそれからですね(笑)

芸能人でタイプは堂本光一さんですが聞く音楽はKポップです。(笑)

内野:SNSに楽しくお酒を飲んでいる写真がUPされていますが?

片野:好きなお酒はレモンサワーです。何杯でも飲めますよ。家ではいいちこ焼酎ばかり飲みます。ポッカレモンと炭酸水を混ぜてレモンサワーを作ります。

内野:料理はされるのですか?

片野:料理はクックパッドを見ながらですがやります。簡単な物が多いです。お酒のあてを作ります。はんぺんを焼いてバター醤油はおすすめです。美味しいですよ。野菜炒めも作ります。全て酒のつまみです。

最近は釣りをするので自分が釣った魚を自分で捌いて食べるのですが美味しいですね。

内野:食べるのが好きなんですね。おすすめのお店を教えて下さい。

片野:東京の『みやらびさん』です。沖縄料理のお店です。沖縄料理にはまっています。

内野:レースの話に戻りますが思い出に残っているレースは?

片野:新人王決定戦ははっきり覚えています。自分が滑らせて圭一郎にやられて準優勝でした。優勝を逃したので凄く悔しかったです。

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内野:今年はここまで振り返っていかがですか?

片野:今年は100勝出来ましたがこれまで優勝がないので、もう残り少ないのですが優勝目指して頑張りたいです。

お世話になった方はもちろんですが応援して下さっている方が多いので早く優勝したいです。

内野:今の課題は何ですか?

片野:コーナーの向きを変えるのが上手ではないので練習です。捌きもまだまだですので頑張りたいです。

内野:好きなレース場・嫌いなレース場は?

片野:好きなレース場は伊勢崎です。ナイターが好きです。昼間だと浜松が好きです。夏場の川口の昼間は苦手です。熱走路が好きじゃないです。冷えると良いですが...。

内野:ライバルは?

片野:ライバルは特に誰とは意識していませんが、今日対戦する番組のメンバー全員がライバルです。

負けたくない選手はと言われたら同じ整備グループの川口26期の黒岩明選手・川原剛選手です。(笑)自分の癖を知っているしお世話になっている2人なので勝ちたいですね。

内野:片野選手といえばオレンジ。イメージカラーですね。

片野:身に着ける物に関して全てオレンジを意識しています。ツナギもそうですしヘルメットも練習着も全部オレンジです。小学4年生の時からオレンジですね。ポケバイもミニバイクもロードもずっとオレンジでした。ガソリンタンクとフェンダーは同郷の千葉県出身浜松29期金子大輔選手に頂いたものを4年以上使っています。こちらはオレンジではありませんが何回も転んだけど強いので今でも使っています。

内野:片野選手の調子はどこを見たら良いですか?

片野:もちろん試走タイムです。ただ出るタイプではないです。

試走出ていたらエンジンは出ていると思って良いです。

前に言われた事があるのがリサの試走3.36は試走が出る人の3.33に匹敵する。

だから3.33なんて出たら相当良いですよね。

後は位置ですね。スタート位置が重要です。抜け出して逃げる事が出来そうな位置であれば良いですね。逃げるのは好きです。

内野:片野選手にとってオートレースとは?

片野:小さい時からバイクに乗せてもらって、その大好きなバイクでレースをさせてもらってお金を頂ける事が恵まれています。オートレースを職業に出来た事は本当に良かったです。

内野:オッズパークを御覧の皆様へメッセージをお願いします。

片野:いつもご迷惑お掛けしていますが車券に絡むように頑張りますのでこれからも応援宜しくお願いします。

インタビュー / 内野久照

MCうっちぃ!こと内野久照 オートレース歴16年。好きな選手は浦田信輔選手。現在飯塚オートでMC、山陽オートで実況を行っています。年間約180日間選手ロッカーに潜入し取材もこなすMCです。オートレースを盛り上げたくFBでは飯塚オート盛り上げ隊、Twitterではオートレース盛り上げ隊にてロッカーフォトや選手情報配信しております。 最近では場外車券売り場にてオートレースの解説予想を披露し自腹車券勝負に挑んでいます。オートレース大好き九州男児が展開する魂の大胆予想にご期待下さい。

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