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オートレース選手インタビュー
初のS級昇格!!もっともっと乗り手を成長させて最重ハンデ定着へ|田中 正樹選手
2020年8月21日

飯塚所属の29期。近況、安定した走りを見せ半年ほど前に最重ハンデに。昨年からSGにも出場する機会が増えてきました。そして、2020年度後期には初のS級に昇格!しかし、まだまだ自信がなく課題が沢山あるとのこと。S級への思い、今後の課題などお聞きしてきました。(取材日:2020年7月30日)

インタビュー / AKI

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AKI:2020年度後期の全国ランキングは初のS級です!おめでとうございます!

田中:ありがとうございます!ビックリしました!そんなにランクが上がるんだ...と。

AKI:S級になれて嬉しい気持ちはありますよね?

田中:そうですね。ただ、まだまだというか。自分の感覚ではAの4位くらい?Aの一桁いけたかなぁという感覚だったので。

AKI:S級になるという事は、スタート位置が厳しくなるという事ですが。

田中:そうなんですよ。今でも厳しいと思うのに...。

AKI:けど、最重ハンデ定着したんじゃないですか?

田中:いや、まだまだですよ。1年位走り続けないと定着したとは言えません。

AKI:車の状態は安定してるように思うのですが、ご自身ではいかがですか?

田中:エンジンは安定してますね。2年前くらいに、てるちゃん(飯塚29期:田中輝義選手)にクランクを借りて乗ってみたらすごく良くって。その後、自分でもクランクを買ってみたんですがそのクランクも良かったんです。そこから安定していますね。シリンダーやヘッドは交換したりしてますがクランクはずっと同じものです。

AKI:良いところで安定しているんですね。最重ハンで半年走った感じ、振り返ってどうですか?

田中:10m前の時は最重ハンの人に捌かれていたのに、今は同じ位置に並んで勝てたりもするので嬉しいですね。

AKI:最重ハンでも戦えてる!という感覚はありますか?

田中:自信は全然まだまだ無いんですが、この位置におりたいなぁとは思っています。キツイ位置だけど最重ハンは目標にしていたので。

AKI:今まで、最重ハンで走っていた時期はあるんですか?

田中:あるけど、グレードの準決とかで下がっての最重ハンとか。以前、1回だけ今回みたいに下がった時もあったんですが、その時はすぐに戻っちゃって。なので、今回はしっかりこの位置に定着したいです。

AKI:近況のレースに関してはいかがですか?

田中:晴れは雨よりも安定しているかな。けど、晴れもまだまだですね。

AKI:どの辺りがまだまだだと感じていますか?

田中:全部、全体的にですね。スタート、捌き、整備。さらに、最重ハンはみんなスタートが速い。けど、10m前の時は後ろに最重ハンの選手がいるので「スタート失敗出来ない、しっかり切らないと!」と気になっていたんですが、今は後ろに選手がいないので空回りを気にぜず、逆に思いっきり切れています(笑)

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AKI:少し前(2020年7月17日飯塚準決)にフライングがありましたが。

田中:1回目のスタートで浦田さん(飯塚23期:浦田信輔選手)がフライングをして「お、これはチャンスかも!」と思って切ったら攻めすぎちゃって(苦笑)2回目は自分がフライングでした。けど、そのレースは厳しいメンバーでフライングをしながらも3着まで上がってこれたのでエンジンは良かったんでしょうね。けど、欲が出ちゃいました。

AKI:雨のお話が出ましたが、ご自身ではどう感じているんですか?

田中:雨はたまに乗れるんですけどまだまだ。昔はちぎられていたので少しは良くなっているんですが、もっともっと練習しないといけませんね。雨に関しては乗り方です。速い人のレースを見て勉強しています。今の自分の課題は雨ですね。

AKI:晴れが良い分、雨がもっと良くなればさらにレベルアップできそうですよね!

田中:そうなんです。雨が乗れれば優勝戦に乗れるチャンスも増えるだろうなぁと思いますし、実際にそういう場面も何度もありました。今は、エンジンの整備より乗り手を強化していきたいですね。自分のエンジンに速い人が乗ったら凄いと思います。勝てないエンジンではないはずです。周りのみんなには冗談で「正樹のエンジンが1番!」と言われたりもします(笑)

AKI:ところで、田中選手はいつ頃から選手への道を考えていたんですか?

田中:実はオートは小さい頃から観にきていて。最初は父親に「選手になれ!」と言われていました(笑)父親もオートレース大好きなんです。小さい頃は出かけるとなるとオートレース場。最初は27期で一度試験を受けてダメで。28期はタイミングが合わず受けず、29期を受けて受かりました。

AKI:飯塚がメインだったんですか?

田中:そうですね。けど、大学が山口だったので山陽にも遊びに行ってました。結構通っていましたね。

AKI:お客さんから選手目線になった時はどう思いましたか?

田中:お客さんの時は「なんであそこ入らんのやろう?」と思うこともあったけど、実際に自分が走ると「無理!」と思うというか難しさが分かりましたね。この前のGIダイヤモンドレースの優勝戦の荒尾さん(飯塚27期:荒尾聡選手)とか凄いところ入るやないですね。どうやってしよるんかな?と。やっぱ技術面での難しさは多々あります。

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AKI:そんな中、選手になって16年です!!ご自身での自分の評価はいかがですか?

田中:自分のペースですがここまでこれたし良かったです!

AKI:それこそ、今結果が出てきてるところじゃないですか?

田中:そうですね。最近思うのが、先輩選手を見ていると、自分はまだまだこれからだなと思うというか。普通の競技だと30代後半で引退も見えてくる中でこの競技はもっと上の選手が頑張っている。岡松さん(山陽17期:岡松忠選手)とか穴見さん(山陽12期:穴見和正選手)を見ていると凄いし元気をもらいます。なので、自分もこれから。まだまだオートレーサーをやっていきます。

AKI:先程、最重ハンが目標と仰っていましたが、グレードレースに関してはいかがですか?

田中:6月の山陽GI(令和グランドチャンピオンカップ)ではじめてGI優出を決めました。この時はホッとしたというか、選手人生で1度でもGIの優勝戦に乗れたという事で安心しました。

AKI:その優勝戦を振り返っていかがですか?

田中:レースはいつも通り走れましたね。ただ結果は6着だったので、もしまたGIの優勝戦に乗れるなら1つでも良い着を取りたいですね。

AKI:3連単、連絡みを!!

田中:そうなれば最高!(笑)

AKI:8月にはSGオートレースグランプリも控えていますが、グランプリは10年ぶりです。

田中:10年ぶり!!久しぶりですね。以前出た時は全然着を取れなかったんですよね。去年のSGでも大きい着が多くて。今年は予選からしっかり着を取って、まずは準決目標で。いままでSGの準決は乗ったことがないので。

AKI:そうですね!準決での走りを期待してます!

田中:ただ自分は落ち込みやすいというか、大きな着を取ったりすると「ダメやったんかな...」と思ってしまうんです。

AKI:メンタル的に弱いという感じですか?

田中:弱いというか凄く気にしちゃうというか考えてしまうんです。落ち込むというよりも自信がない感じですね。

AKI:なるほど。今は自信をつけたいという感じなんですね。

田中:そうですね。乗る技術を身に付けて自信もつけていきたいです。

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AKI:最近は同じロッカーグループに新人選手も入ってきましたがいかがですか?

田中:賑やかかになりましたね。ただ自分は教えなきゃいけない立場で、教えるのが苦手なので大変です。稚也(飯塚34期:長田稚也選手)も見た感じ悪くないのに結果が出ない。開けっぷりとかなのかもしれないけど、上手く教えてあげれてないですね。

AKI:有観客でのレースはいかがですか?

田中:やっぱり気合が入るというか頑張らなきゃ!といつも以上に気合いが入ります。試走に出た時とか。やっぱりオートレースは生で見て欲しいです。もちろん、スタートラインに着いたらいつも通りレースに集中してますよ。

AKI:オートレースファンの方にメッセージをお願いします。

田中:S級なれたので色んなSGに出れるように頑張ります!応援よろしくお願いします。

AKI:オッズパーク会員の方にもメッセージをお願いします。

田中:オートレースも観てもらえたら嬉しいです。今はコロナのこともあり厳しい状態が続いていますが、落ち着いた日には生のオートレースも観に来てください!よろしくお願いします。


インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

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