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オートレース選手インタビュー
やっと期待に応える事が出来ました!どんな時も諦めず常に頑張ります!!|高宗 良次選手
2021年10月28日

飯塚所属の32期。2013年7月のデビューから8年。今年の9月18日、飯塚ミッドナイト開催でついに悲願の初優勝を飾った。初優勝の時の状態、気持ち、今後のことなど、お話をお聞きしてきました。

(取材日:2021年10月8日)

インタビュー / AKI

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AKI:デビュー初優勝おめでとうございます!

高宗:ありがとうございます!

AKI:優勝を決めた時はどんなお気持ちでしたか?

高宗:初めてのことだったので「これが優勝なんかな?」という感じでした。「1着だよな...?」と少しふわふわした感じです。先輩選手や仲間の選手の姿が見えて、そこで少し優勝を実感しました。

AKI:優勝した時の車の状態というのはいかがでしたか?

高宗:ぶっつけ整備というか、シリンダーを急遽交換しました。初日のままだと勝てないと思ったのでもうやるしかないなと。ミッドナイト2日目は台風で中止になって丸一日時間がありました。この1日は本当に大きかったです。さらに、初日カツカツ4着で準決勝戦Bへ進んでいたんですが、中止で1番外枠の自分が優勝戦へ。準決勝戦Aだとランク的にも優勝戦へ行けてなかったと思います。1日中止になったことで整備に時間をかけれたこと、カツカツ4着で準決Bに勝ち上がっていたこと、流れが良かったですね。

AKI:流れが良く、ぶっつけ整備も当たったんですね!

高宗:そうなんです。ただ、良かったのが優勝した時だけで、その後は動いてくれていません。エンジンの状態は落ちてきていますね。ミッドはたまたま動いただけかな、といった感じです。優勝戦のあの1勝はでかいです。

AKI:そうそうたるメンバーでの勝利でしたよね!

高宗:そうなんです。良いメンバーで優勝できたんで本当に良かったです。

AKI:優勝戦は緊張されませんでしたか?

高宗:いや、緊張は全くしませんでした。"スタートだけは行かなくちゃ"と思っていました。緊張はスタートだけでしたね。スタート切った後は、2コーナー立ち上がりだけ入られないように注意して、後はグリップを開けて自分の思う良いコースを走れました。ただ、最後までガチガチでした。「来んなよ、来んなよ!」と思いながら走っていましたね(笑)

AKI:何度もチャレンジしてきましたが、初優勝までの道のりは長かったですか?

高宗:やっぱり長かったですね。それに、ファンや先輩、周りの仲間にやっと恩返しが出来たという感じですね。優勝してから優出してないんですが、次はもっと平常心で臨めるかなと思っています。優勝するまでは「早く優勝しないと!」という思いがずっとあったので。ずっと焦りはありましたね。毎回焦ってました。2年前くらいから"優勝戦"を意識しないようにはなりましたが、優勝したい気持ちはずっとありました。優勝してからたくさんの方から連絡をもらって本当に嬉しかったですね。

AKI:本当に色んな方が喜ばれていましたよね!

高宗:はい、びっくりしました!後は、師匠(飯塚25期:宮地朗選手)も喜んでくれて。師匠がいる開催で優勝できたのは本当に良かったです。1番に報告したい人なので。目の前で優勝出来たことが1番嬉しかったですね。

AKI:少しお話が上がっていましたが、優勝後が上手くいってないということなんですね。

高宗:だめですね。ドドドとかもあるし。すぐにSG開催もありましたが厳しかったですね。このハンデ位置は厳しいというのもあるんですが、まずはエンジンを出さないといけません。エンジン作ってスタートを決めないと僕はだめなので。良いところ伸ばしつつエンジンを出せれば。まずはエンジンですね。

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AKI:初優勝という一つの目標をクリアしましたが次の目標はありますか?

高宗:普通開催で優勝したいですね。獲れるようになればもちろん記念も獲りたいです。一個一個クリアしていく感じです。良いメンバーの中で、初優勝出来たんですが、前に誰かいたら厳しかったと思います。逃げの展開を作るには捌くしかない。捌きはやっぱり下手くそなので。

AKI:ということは、課題は"捌き"ですか?

高宗:はい。課題は捌きです。前を走る選手のエンジンがいい時は特に抜きづらいです。そうなるとエンジンを作って捌きを磨かないとですね。練習だけでは感じれないこと、得ることのできないことってあると思うのでレースでしっかり学んでいかないとですね。

AKI:エンジン、整備に関してはどうですか?

高宗:今は良くないのでいつも扱っています。ハネもあります。フレームを扱ってもハネが直らないのでエンジンからのハネだと思います。ハネさえ直ればもっとエンジンに集中できるんですが。ハネを誤魔化した整備もあるんですが、自分はそうはしたくなくって。ハネは止まっても結局は誤魔化してるだけで勝てない。力強いセッティングでどうやったらハネがこないのかを見つけていきたいです。

AKI:色々苦労がある中、近況はSGでの活躍も増えてきてます。

高宗:自分は短ハンデ戦の方が好きなので。捌く人が多いと課題の捌きがまだまだでレースが厳しくなります。グレードはスタートが決まればというところがあるので、短ハンデ戦の方が好きですね。なので、普通開催での優勝というのが目標なんです。人を捌いて優勝したいです。

AKI:そのスタートは近況安定していきましたか?

高宗:そうですね。フライングを切ってしまってから攻めれてはいないんですが、今日(10月8日)でフライングも切れますし、SG日本選手権もあるのでバシバシ切っていきたいです。クラッチのセットは自分のセットがありますし、後はクラッチのミートとかでどう伸ばしていくか。スタートに関してもエンジンが良くないと出ていかないのでエンジンの調整は大切です。エンジンが出ていないとスタート後の先がでません。

AKI:雨、湿走路に関してはいかがですか?

高宗:雨が全く乗れなくって。とにかく滑ります。雨を乗れていた頃は無理をしても滑らなかったんですが。元々滑る走路は苦手なんですが、最近は食いつく走路でも勝てなくなっています。セッティングが出ていないんでしょうね。そこもエンジンですね。もう一個何か見つけないとですね。乗り方とかもあるんでしょうが。

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AKI:後もう一歩でS級というところまでランクも上がってきています!

高宗:そうですね。けど、ランクはそこまで気にしていません。プレミアムカップに出れるランクというところだけ気にしています。もちろん上を目指したいけど、自分の技術力が足りていないのは分かっているので、ランクよりもまずは自分の成長を考えています。整備の面でもそうですが、"誤魔化す"ということをしたくない。真っ直ぐ頑張っていきたいです。しっかり自分の技術で戦える選手になりたいです。やるしかないですね。

AKI:10月からお客様も戻ってきて、有観客になりました。有観客はいかがですか?

高宗:やっぱりお客さんがいた方が盛り上がりますよね!それこそ、お客さんの前で優勝したいです。優勝した姿をファンの方に見せたいですね。前回はミッドナイトで無観客だったので。目標はお客さんの目の前で普通開催の優勝です。

AKI:選手になって8年目。色々あったと思いますが、選手になれて良かったですか?

高宗:良かったです!(即答)19歳の時に初めてオートレースを見て一目惚れ。元々バイクも大好きだったんですが、「バイクに乗ってお金をもらえるなんて最高だ!」と思いました(笑)これだと思いましたね。31期で一度落ちたんですが、諦めなくて良かったです。

AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

高宗:あまり結果を残すタイプではないんですが、これからも諦めず仕事をして良い結果を残していけるように常に頑張ります。これからも応援よろしくお願いします。

(写真は飯塚オートFacebookより)







インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。





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