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オートレース選手インタビュー
36期新人王!!!|栗原 佳祐選手
2024年9月25日

8月1日に行われた36期新人王決定戦で見事勝利し新人王に輝いた栗原選手。デビュー当時から期待され新人王でもしっかり結果を残しました。新人王のことを振り返っていただきました。

(取材日:2024年8月18日)

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AKI:36期新人王おめでとうございます!お気持ちいかがですか?

栗原:ありがとうございます。素直に嬉しいですし、周りの方にも期待してもらっていたのでその期待に応えることができてホッとしました。

AKI:同期8人でのレースというのはどうでしたか?

栗原:楽しみが1番でしたね。いつもは1級車の方、先輩方と走ることが多いので同じ排気量でレースをするというのが初めて。どうなるんだろう?という楽しみがありました。不透明な部分が多かったですしレースしてみないと分からないこともありましたが、不安よりは楽しみだなという気持ちが大きかったです。

AKI:新人王では最高ハンに養成所時代から同じグループで走っていた村瀬選手(飯塚36期:村瀬月乃丞選手)と吉林選手(浜松36期:吉林直都選手)が並びましたがどう感じていましたか?

栗原:正直、ここ最近自分の調子が良いわけではなく、新人王の前の節はとにかく跳ねが酷くて。解消するために足回りをやっていたんですが最終日に良くなった雰囲気がありました。もしかしたら飯塚に行っても大丈夫かな?と期待を込めて飯塚入りしました。結果、整備の効果があって飯塚でも跳ねは治っていました。これならレースできるかな?という感触はありましたね。ただ、近況とにかく暑く、試走タイムも出ずに不安要素はありました。それでも、同期の中でスタートだけは先行できる自信はあって、先に出れれば逃げれると思っていたので、まずはスタートに集中して自分の展開にしたいなという気持ちでいました。

AKI:そのスタートでは村瀬選手がフライングとなり再発走になりました。自分ではないと分かっていましたか?

栗原:はい、分かっていました。同期で同ハンでスタート切ることは練習でもあって、自分が先行することが多かったのでそこからプレッシャーはかけれることができたのかなと思います。自分は練習通り切れたんですが、スタート切った時に自分と村瀬が同じ感じで切れていたので「自分じゃないな。」と思っていました。なので、「村瀬やったかな?」と思い自分に流れが向いたと思っていました。

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AKI:2回目のスタートでは栗原選手が0.01タイミングでした!!狙っていたんですか!?

栗原:いやいや流石に!(笑)ただ、練習から05、01、03タイミングだったので攻めて切ってるのは確かだったんですが、それでも収まっていたし自分なりに見えていると思っていました。2回目のスタートも練習のイメージで行きました。ただ、01はびっくりしました(笑)

AKI:スタート後、1周目のバックストレッチでは外線突破の審議になりましたが、あのあたりご自身ではどう感じていましたか?

栗原:小さい頃からレースをやってきてなんとなく自分の感覚がズレることはなく、その感覚がズレてる時は非常に悪い時。その感覚は新人王ではズレていなかったので自分は「オンザライン」だな「ちょっと外線に乗ったなぁ」という感じだったし、まだどうなるか分からないので一旦忘れて、リセットしてレースに挑みました。みんながみんな2級車なのでコースが大きくてつられちゃった感じですね。ただ、そこからは冷静にレースを運べたと思います。

AKI:レースはしっかり捌いていきましたが振り返っていかがですか?

栗原:普通に走れば捌いていけるとは思いながらも、同期がどんな動きをするのか不透明でした。外に付けたらつられちゃうし間合いの取り方が難しく、相手をよく観察しながらレースをしていました。なので、先頭に立つまでに時間がかかり過ぎてしまったなぁとは思います。それでも先頭に出れて、結果を出せたのでよかったです。結果が全てなので。先頭に立てれば抜かれないなと思ってはいましたがコースを外さないように最後まで気を抜かず走りました。

AKI:最後、村瀬選手が迫っていましたが見えていましたか?

栗原:村瀬とは普段の練習から一緒に走ることがあるので、チラッと見えて入ってくるかな?と思いましたがしっかり抑えることが出来ましたし信頼もあるので危ないことにはならないとは思っていました。

AKI:先頭でゴール線を切った時はどうでしたか?

栗原:正直複雑な気持ちです。もしかしたら外線突破してるかもしれないというのがあったので、1着でゴール出来た喜びもあるんですけど、赤旗が見えたので「あぁ、審議かぁ」という感じ。レース内容は満足いくものではなかったですが先頭ではゴール出来たし、外線突破で反則だとしてもそれは受け入れるしかないと思っていました。ロッカーに戻って周りの方から8割くらい厳しいかもねと言われてた中で、なんとかギリギリ残ってくれてた。確定が出てから「よかった!」という感じだったので喜ぶまで時差がありました(笑)

AKI:それにしても見ていて面白いレースでした!!

栗原:審議になって迷惑をかけてしまったところはあるんですが、レース自体は面白いレースが出来たなぁと思うので、お客さんなど見ている方も楽しんでもらえたかなと思っています。今後1級車に乗り替わりますが、その前に2級車だけのレースをして「同じ排気量で走ったらこんな感じなのかな?」という1級車のシミュレーションもでき勉強になりました。そして、新人王は1回しかないので同期と一緒に出れてよかったなぁと思います。ただ、同期11人で勝ち上がり式で戦えなかったのが残念だったところですね。こればかりは決められたことなので仕方ないと思っています。なので、また企画とかで同期対決ができたらいいなと思います。

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AKI:1級車の話も出ましたがもうすぐですよね!

栗原:そうですね。来年の1月に乗り替わる予定です。もう1級車の練習はしました。とにかくスタートが違いすぎて。良い方向で、びっくりするくらい出ていってくれます。まだまだ改善しなきゃいけないところもありますし、走行も全然違うんですがファーストインプレッションはそんな感じでした。ただ、熱い走路の中で2級車のようにグリップを開けると滑ってしまいます。そのあたりはまだまだ良いところを見つけられてないので今後見つけられるようにしたいですね。そうは言っても、レースはまだ2級車なので1級車に練習が偏るのもよくないと思いメインは2級車に乗って。自分は1級車ばかり乗ると2級車が遅くなってしまうので、残り2ヶ月となってきたくらいで本格的にシフトしても良いかなと思っています。まずは目の前の2級車でのレースを疎かにせず、今後1級車の練習も少しずつ増やしていこうと思います。

AKI:ハンデもだいぶ厳しい位置になってきましたがいかがですか?

栗原:昨年の4、5月くらいには最重ハンの20m前になって、もっと結果を残したい気持ちもあるんですが、2級車は2年しか乗らないというところもあり色々な葛藤があります。今は2級車でできるベストを出来ればと思っています。その中で、1級車でのレースもシミュレーションしながら上手くシフトしていきたいですね。

AKI:ここまでの選手生活はいかがですか?

栗原:本当に周りの方々のおかげでレースに取り組む姿勢や人間性など学ばせてもらってます。なので、引き続き良いところを盗みつつ成長できればいいなと思っています。

AKI:現在の課題はなんですか?

栗原:目の前のことをクリアしていくという感じなので「これ!」というところは決めず、課題ができたらその課題をクリアできるようにという感じにしています。1級車になったら整備とかもっと課題が増えてくると思います。なので、課題は乗り替わったらまた変わってくると思います。強いていうなら「レース感」を2級車の間に少しでも取得出来ればという感じです。

AKI:目標は掲げるタイプですか?

栗原:もちろん選手やってるからには1着、優勝というのは他の選手と変わりないと思います。悔しいこともたくさん経験してるのでその気持ちを忘れず自分がやれる中でベストを尽くしていきたいです。今は2級車で上手くいかないレースも多いですが、1級車に乗り替わって同じ土俵に立った時は負けないぞ!という気持ちで。1級車に乗り替わるのがとても楽しみです。

AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

栗原:いつも応援ありがとうございます。これから2級車の集大成になってくると思います。冷えてくる走路になってきますし、2年かけて乗ってきた2級車で良い締めくくりが出来たらと思っています。そして、1級車に活きる準備をしていきたいと思いますのでこれからも応援お願いします。

(写真は飯塚オートSNSより)

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