97期騎手候補生修了式〜其の弐
2019年03月31日
10名の97期騎手候補生のご紹介、part2です。
大井競馬場
三坂盛雄厩舎所属
大木天翔(おおきかける)騎手
千葉県市川市出身
「勝負服は、赤は縁起がいい色なのと、自分の腕で白星を重ねるために、腕に星を入れました。
目標は、御神本訓史騎手と西啓太騎手です。
1年目でしっかり乗鞍を増やし、勝ち星を増やせるよう頑張ります。よろしくお願いします」
園田競馬場
保利良平厩舎所属
木本直(きもとなお)騎手
兵庫県西宮市出身
「勝負服は、先生の父親である保利良次先生のデザインをいただきました。
特技はピアノで、目標としている騎手は永島太郎騎手と杉浦健太騎手です。
与えられた仕事をきっちりとこなせるジョッキーになりたいです!」
高知競馬場
宮川浩一厩舎所属
妹尾将充(せのおまさちか)騎手 同じく高知の妹尾浩一朗騎手とは血縁関係はありません。
広島県廿日市市出身
「勝負服は、もともとタスキ柄にしたかったので、厩舎カラーの紫を使ってデザインしました。
今年の目標はヤングジョッキーズシリーズのファイナルラウンドで勝つことで、最終目標は2000勝ジョッキーになることです!」
妹尾将充騎手の師匠、宮川浩一調教師。
わたしにとってはセンター時代の1期後輩であり、厳しい時期を一緒に過ごした仲間です。
「調教師として弟子の修了式に来るというのは、感慨深いものがありますね。
競馬場実習に来た時にはまだまだな部分も多かったですが、たくさんの関係者の方に乗せていただきましたし、教えたことをすぐに吸収してだいぶ上達しました。
性格も明るいので、このまま素直に育って、みんなに可愛がってもらえるような騎手になって欲しいです。
将充の勝負服に合わせたメンコも作ってあるんです。紫に白で桜吹雪が入っているデザインで。
デビューが本当に楽しみですね」
しっかり師匠していました!
そんな宮川調教師の姿を見て...わたしも勝手に感慨深かったです。
さて、高知は現在売り上げ絶好調。
廃止の危機に合ったことが幻かというくらい、本当に好調で、賞金諸手当もかなり上がっているのです。
そのことについて伺うと、
「実感はありますね。本当にいい流れに乗れて、たくさんの方々に支えていただいて感謝しています。
きっかけはナイターを始めたことなどいくつかあると思いますが、一発逆転ファイナルレースなど、レースが面白いと言ってもらえるのが一番嬉しいです。
これからもファンの皆さんが楽しんで馬券を買えるよう、一生懸命頑張りますので、高知をよろしくお願いします」
いい流れの高知に、今回一気に3名の新人騎手がデビュー。
新しい風を吹かせてくれそうですね。
高知競馬場
工藤真司厩舎
多田羅誠也(たたらせいや)騎手
大阪府高槻市出身
「勝負服を選んだ理由は、柄は厩舎で統一なので赤岡さんと同じ柄で、色はシンプルでわかりやすものを選びました。
目標は赤岡修次騎手です。兄弟子として近くにいる存在で、偉大な記録も持っているので尊敬しています」
高知競馬場
那我性哲也厩舎
濱尚美(はまなおみ)騎手
広島県廿日市市出身
「勝負服は、自分が体験入所した時に、95期の修了供覧で渡邊竜也さんが着ていたV字がカッコいいと思って、一目ぼれして自分もその柄にしたいと思いました。
赤は自分のイメージカラーと、地元カープの色、黒は一見地味に見えるんですけど、自分の色も引き立てつつ他の色も引き立てるので、自分もそんな騎手になりたいと思い選びました。
目標は、年間500鞍騎乗することです!
若者らしく頑張っていくので、応援よろしくお願いします」
地方競馬全体では、鈴木麻優元騎手以来5年ぶりの女性騎手誕生。
高知では別府真衣騎手、森井美香元騎手(現目迫美香さん)以来、約14年ぶりの女性騎手デビューです。
勝負服の柄や色の意味をここまでしっかりと伝えた新人が過去にいたかな?というくらい、柄にも色にも強いこだわりがあるんだなと。
そして、目標が勝ち星ではなく乗鞍数というのも新鮮でした。
ぜひ頑張って欲しいです!!