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5/9カーネーションカップ回顧

2021年05月10日

シンエイボブが悲願の重賞初制覇

 5月9日(日)は重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬)が行われ、単勝2番人気のシンエイボブが優勝。障害差のない5番手から抜け出しての快勝でした。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ミスタカシマ(690) 4.3
 2.ナカゼンダッテ(660) 89.8
 3.ペーパンヨシヒメ(660) 45.8
 4.ジェイカトレア(670) 11.9
 5.ヤマノホシ(660) 38.6
 6.アフロディーテ(670) 2.5
 7.フォルテシモ(650) 10.0
 8.マオノクイーン(660) 11.1
 9.シンエイボブ(660) 3.4
 10.アバシリルビー(650) 169.6

 単勝1番人気に推されたのはアフロディーテ。昨季終盤はオープンに在籍していましたが、今季はA2級からスタート。初戦は3着と健闘しており、トップハンデのミスタカシマより20キロ軽い670キロで高い支持を集めました。シンエイボブは4着だった昨年のこのレースよりも10キロ軽い660キロと重量面で恵まれ2番人気。ここまで重賞を6勝し、昨年2着のミスタカシマが3番人気で続きました。

 第1障害を勢いよく先頭で越えたのはナカゼンダッテでしたが、ミスタカシマ、アフロディーテがこれを交わして先行。フォルテシモや、マオノクイーン、ジェイカトレアらも続きます。第1障害で遅れていたヤマノホシが徐々に位置取りを上げるとわずかに先頭で第2障害下に到達。降雨の影響で馬場が軽くなったこともあり、ここまで47秒と速いペースでした。
 ヤマノホシが障害手前から勢いをつけて登坂を開始すると、フォルテシモ、ミスタカシマ、アフロディーテ、シンエイボブらもこれに続いてほとんど差なくクリア。
 障害を通過後、先頭に立ったのはミスタカシマでしたが、残り30メートル手前でシンエイボブが一気に交わして先頭に立つと、後続との差を広げて勝利。4秒4差をつけられたミスタカシマは2年連続で2着。3着争いは接戦で、障害6番手からしぶとく脚を伸ばしたジェイカトレアが、アフロディーテをゴール前でわずかに交わし先着しました。

 勝ったナカゼンガキタは、13回目の重賞挑戦で悲願の初制覇。古馬牝馬戦線では今後も注目の存在となりそうです。また、藤本匠騎手は昨年のナカゼンガキタに続いてこのレース連覇となりました。

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藤本匠騎手「(前走は)少し動きが鈍かったので、早めに調教師に頼んで調教をつけていました。馬体重が減っていたので気になってはいましたが、思った以上に動いてくれました。また、雨が降ってくれたのがこの馬にも良かったのかなと思います。思ったより流れが速くてついて行くのがやっとでしたが、障害さえきちっと折り合えば最後いい脚を使うのがわかっていたので、今日は前半上手く折り合ったのが勝因かと思います」

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