8/25はまなす賞回顧
2024年08月27日
4歳タカラキングダムが断然人気に応える
8月25日(日)には重賞・はまなす賞(3、4歳オープン)が行われ、断然人気に支持されたタカラキングダムが優勝。逃げ粘るクリスタルゴーストを一気に交わし、重賞4勝目を挙げました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
1.ジェイライフ(680) 8.5
2.フレイムファースト(660) 120.2
3.ウルトラコタロウ(670) 73.6
4.クリスタルゴースト(690) 7.0
5.タカラキングダム(710) 1.7
6.ジェイヒーロー(690) 135.9
7.スマイルカナ(650) 54.1
8.マルホンリョウユウ(710) 6.9
9.ミチシオ(670) 5.4
10.ライジンサン(680) 21.9
夏の終わりを告げる3・4歳混合重賞。今年は3歳馬5頭、4歳馬5頭の10頭立て。単勝1番人気は柏林賞を制した4歳タカラキングダム。その後の2戦もともに2着と好調がうかがえることもあり、最大60キロ差のトップハンデながら単勝1.7倍と圧倒的な支持を集めました。2番人気はばんえい大賞典2着で、前走A2級混合を勝利した3歳ミチシオで5.4倍。3番人気は昨年3歳二冠を制し、柏林賞3着の4歳マルホンリョウユウで6.9倍。柏林賞2着で前走4歳オープンの山鳩賞を制した4歳クリスタルゴースト、4連勝で臨んだ山鳩賞は3着だった4歳ジェイライフまでが単勝ひと桁台の人気となりました。
第1障害を越えて先手を取ったのはクリスタルゴーストで、ジェイライフ、ジェイヒーローが追走。マルホンリョウユウ、ミチシオも位置取りを上げ、好位につけます。馬場水分1.7%と前日(馬場水分2.6〜2.3%)より乾いたものの、先行馬は軽快に歩を進め、クリスタルゴーストが道中一度も先頭を譲らずに第2障害下に到達。前半は60秒で流れました。
第2障害では最初に仕掛けたクリスタルゴーストがすんなりとひと腰先頭で通過。後続からジェイライフ、タカラキングダムがひと腰で続くと、ミチシオも止まりかけながら差のない4番手で続きます。
逃げるクリスタルゴーストに一気に迫ったのがタカラキングダムで、残り30メートルを過ぎたあたりで先頭に立ちます。クリスタルゴーストも懸命に食い下がりましたが、徐々に差を広げたタカラキングダムが最後は止まりかけながらも押し切って先頭でゴール。クリスタルゴーストはコンマ9秒差で2着。3着にはジェイライフが入り、4歳馬が上位を独占しました。
タカラキングダムはこれで今季2勝がともに重賞。大舞台で能力を発揮しています。4歳シーズン二冠制覇が期待される9月22日の銀河賞では、引き続き負担重量との戦いとなりそうです。
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金田利貴騎手「勝てたことは嬉しく思います。本当に厩舎の皆さんとオーナーに感謝します。ゲートをスムーズに出すということを一番に考えて、あとは普段通りにやりたいと思っていました。(道中は後ろになりましたが)目標にする馬を頭で考えていたので、そこまで離されないでレースを進められたかなと思います。今季1回目の重賞(柏林賞)を獲った時から第2障害手前ぐらいになってからどんどん(馬に)気合が入ってくる感じがあり、今日もその感じがあったのでいいなとは思いましたが、(障害降りた時は)案外楽ではなかったです。(ゴール前では)急に失速してかなり焦りました。良い状態できているのでまた活躍を見せられるように頑張りたいと思います」