スプリント特別/56kgでもゴールデンヒーラーが貫禄を見せつける
2024年05月28日
5月26日に行われた古馬オープン級の重賞『あすなろ賞』は3番人気のスズカゴウケツが優勝。自身の初の重賞勝ちとなりました。
昨年のこのレースでは4着だったスズカゴウケツ。その昨年は2番手で先行する形でしたが今年は3番手で流れに乗る戦法を採りました。「ゲートをうまく出てくれたのであとは折り合い重視。3〜4コーナーでの手応えが抜群で手綱を持ったまま回れたのであとは"このまま押し切ってくれ"と思って追いました」と菅原辰徳騎手。岩手ではスズカゴウケツとずっとコンビを組んできた菅原辰徳騎手にとっても嬉しい重賞制覇だったようです。
2着はゴールドギア、3着はフレイムウィングスが確保し、1番人気のグローリーグローリは中団から伸びず4着に終わっています。
2024シーズン最初の盛岡開催も今日28日で締めくくりとなります。春と言うよりは初夏、気持ちの良い好天に恵まれた日が多めでしたが、馬場傾向の読みはなかなか難しかったですね。最終日の今日も、昼頃から雨が降り始めて徐々に強くなっていく予報になっています。27日は小雨ながらも1日良馬場でしたから、昨日と今日の変化、雨の具合による日中の変化は大きそうです。先週も書きましたが今週も馬場状態の変化には十分にご注意を。
さて、そんな5月28日のメインレースは11Rの『スプリント特別』、OP級ダート1200mの12頭立て。本命は(12)ゴールデンヒーラーです。
前走では重賞の栗駒賞を勝っている同馬なのですが、シアンモア記念出走のプランも検討されたようですが今年は短距離路線中心という方向性は変えずにここに出走、さらにここから岩鷲賞、クラスターカップと進んでいきたい意向の模様です。OP特別のため今季既に重賞を2勝しているゴールデンヒーラーは56kg、+2kgのハンデを背負う事になりますがそれも想定内。
今回のカギは自身としては初めての1200m、1400mでは強い競馬を見せていますがこの距離ではどうか?という点。この200mの差が、1200m→1400mでもその反対でも意外に影響する事は決して少なくない・・・のは確かですが、短距離適性の高さを見せている現状、初距離でも、56kgでも強さを見せると期待して本命視。
対抗は(10)ドルズプライスレス。前走・前々走とも◎に退けられた形ですが着差は詰めているように今勢いに乗っていると見ていいでしょう。陣営によれば使い込んでもあまり良くないタイプとの事で勝負は休み明け3戦目くらいまで。ここは力が入るところに。
(1)キモンリッキーが三番手。栗駒賞では◎らに対して真っ向勝負を挑みましたが跳ね返されての4着。しかし勝った◎から1馬身ほどの差ならメドは立ったと言えるはず。一ハロン短縮が良い方向に働きそうなのも逆転材料になりそう。
栗駒賞上位馬がここでも強いと判断しての◎○▲なのでヒモは少し違う方向から、まず、(4)トキノパイレーツ。この馬も1200mは初めて。距離が短い方がより積極的に立ち回る事ができる可能性を期待してまず1点。もう一頭は(5)リッキーナイトを。昨年の岩手3歳クラシック路線を戦ってきて、2000mでも健闘していますが、適性は短距離の方にある印象。ホッカイドウで一戦叩いての岩手再々転入、その前走が12着だっただけにここで一変勝ち負けとまでは言えませんが上位に食い込むシーンなら。(横川典視)
●11Rの買い目
馬単(12)=(10)、(12)→(1)、(12)→(4)、(12)→(5)
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