斎藤修の重賞ピックアップ

【5/10福山ダービー】重賞4勝のアグリヤングが断然

 ここまで地元福山で出走可能な重賞をすべて制しているアグリヤングが断然。すでに古馬A4格付けで、さすがにそこに入ると厳しいが、同世代相手ではここまで9戦して負けたのは1度だけ。1800メートルもキングカップで6馬身差の圧勝があるだけに、よほどのことがない限り負けることはないだろう。
 相手筆頭はムツミイングランド。若駒賞、キングカップはいずれも2番人気での2着で、前に立ちはだかっているのはアグリヤングのみ。アグリヤングが2歳時に唯一敗戦(3着)したレースでは、2着と先着している。そのレースを勝ったハードフォーレルは、すでに兵庫に転出しているだけに、福山の現3歳世代ではアグリヤングに先着した唯一の存在でもある。前走古馬B4特別でも3着と好走しているだけに、可能性としては小さいかもしれないが、逆転できるとすればこの馬だろう。
 牝馬では、福山プリンセスカップを勝って、若草賞で地元最先着3着のマルサンジョイが実績最上位だが、上昇度でモエロナツコに期待。若草賞ではマルサンジョイに交わされたもののクビ差で4着、続く前走3歳馬による広島県馬主会会長賞は1番人気にこたえての勝利だった。
 ダンディーホークは2歳7月のデビュー戦を勝って以来勝ち星がないが、ヤングチャンピオン2着、若駒賞3着、キングカップ3着と、重賞では上位に食い込む力がある。勝ち負けまでは難しそうだが、3連単などの連下としては押さえておく必要がありそうだ。
 ◎アグリヤング
 ○ムツミイングランド
 ▲モエロナツコ
 △マルサンジョイ
 △ダンディーホーク

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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