斎藤修の重賞ピックアップ

【5/6尾張名古屋杯】斤量差で格下馬も通用、上昇中のヒシルート

 全国でもめずらしいクラス別定重賞で、この時期と年末の年に2度行われている。今年で第6回となり、過去5年では57キロのA級馬が勝ったのは2回。下級条件を連勝中の馬も斤量差を生かして勝負になりやすいレース。
 今年もそうした下級条件連勝馬が何頭かいて、その中からヒシルートを狙ってみたい。休養明けの今年正月以降は9戦7勝、2着1回、4着1回。前走は直線一気の差し切りで7馬身差、3走前にも5馬身差の圧勝があり、もはやB級にいるような馬ではないだろう。ちなみに母のヒシカポーテは2?3歳時に大井で活躍。92年の東京2歳(旧3歳)優駿牝馬で1番人気(3着)に推された素質馬。3歳時には準重賞の桃花賞と雲取賞を連勝。羽田盃にも出走(8着)した。
 ニシノプトゥリは中央未勝利から昨年9月に転入。その初戦こそ4着だったものの、以降は15戦12勝、2着2回、3着1回。特に前走はB1特別で逃げ切り9馬身差の圧勝。この馬も上のクラスでも活躍できる実力馬だ。
 ハードインパルスも、目下B級で3連勝中と快進撃を続けている。
 A級では、昨年3歳時に重賞を2勝、正月の新春盃を制したノゾミカイザーにチャンスがありそうだ。
 ◎ヒシルート
 ○ニシノプトゥリ
 ▲ハードインパルス
 △ノゾミカイザー

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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