斎藤修の重賞ピックアップ

【5/6札幌・赤レンガ記念】昨夏快進撃のカオリノーブル

 かつて秋に行われていた赤レンガ記念だが、2001年からはシーズン開幕直後の4月末からゴールデンウイークにかけての開催となっている。
 ご存知の方も多いと思うが、「赤レンガ」とは北海道庁旧本庁舎の愛称。国の重要文化財にも指定されている。
 赤レンガ記念は、できるだけそのお膝元の札幌で、というわけで、札幌競馬場が春開催となってからは、この時期に行われるようになったようだ。
 開幕初日の重賞、北斗盃の予想も難しかったが、JRAからの移籍組が3頭に、あとのほとんどが道営記念以来の久々というメンバーではここも難解きわまりない。
 ここは10歳だが、昨年ホッカイドウ競馬の古馬頂点に上りかけたカオリノーブルを中心にしてみたい。ステイヤーズカップ、星雲賞連勝のあと、ブリーダーズゴールドカップJpnIIでは3着のヤマトマリオンにクビ差まで迫り地方最先着の4着。今回、8カ月ぶりの実戦でどこまで仕上がっているかだろう。
 昨年後半の上昇度では、道営記念を鮮やかに差し切ったコンテも上位。
 一昨年破竹の勢いで勝ちまくったギルガメッシュだが、昨年はとうとう1勝もできず。立て直して調子を戻しているかどうか。
 道営記念で差のない4、5着に入ったトウショウヘリオス、アドミラルサンダーあたりにもチャンスはありそう。
 JRAからの転入馬は長期休養明けだったり、1000万条件で頭打ちだったりでちょと狙いにくい。
 ◎カオリノーブル
 ○コンテ
 ▲ギルガメッシュ
 △トウショウヘリオス
 △アドミラルサンダー

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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