斎藤修の重賞ピックアップ

【5/24福山さつき賞】連勝で臨むバクシンオー

 福山に残ったアラブも残念ながらだいぶ数が少なくなってきた。これが重賞初挑戦となるザラストアラビアンという馬が出走しているが、そうしたことを意識した馬名なのだろうか。それにしても昨年3歳時の7月から7連勝でよく勝ち上がってきたと思う。
 ユノフォーティーン不在のここは、バクシンオーでいいだろう。ときに思わぬ惨敗もある馬だが、自分のペースでレースができたときの力は抜けている。3月、4月とA1特別を連勝してここに臨む。
 相手筆頭にはフジノコウザン。今年になって出走取消をはさみ4戦連続連対。ここ2戦はともに2着で、先着されたのがバクシンオーとユノフォーティーンとなれば、ここはバクシンオーを負かして一矢報いたいところ。
 ザラストアラビアンはクラスが上がってきて勝てなくなってしまったが、相手なりに好走できるタイプ。ここ2戦のA1特別は4、3着だが、先着されているのはバクシンオー、フジノコウザン、ユノフォーティーンという一線級ばかり。末脚勝負の脚質だけに、バクシンオーが何かに競りかけられ、乱ペースになるようなことがあれば台頭するチャンするはある。
 ホワイトモンスターは、ここ2戦こそ結果が出ていないが、それまではA1特別(重賞も含む)で9戦連続3着以内という安定した走りを見せていた。重賞実績もあるだけに、状態次第では上の2頭に迫れるかも。
 モナクリュウオーは、A1特別では勝ち星を挙げられていないが、近走はそれほど離されないところについてきている。勝ち負けまでは厳しいだろうが、3連単の3着なら食い込んでくる可能性はある。
 ◎バクシンオー
 ○フジノコウザン
 ▲ザラストアラビアン
 △ホワイトモンスター
 △モナクリュウオー

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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