斎藤修の重賞ピックアップ

【6/25門別・フロイラインカップ】実績断然ウィナーズダンス

 3歳牝馬の重賞、フロイラインカップ。
 ここ10年ほどでホッカイドウ競馬に新設された重賞は、カタカナ名が多い。それゆえ、どれがどういう条件のレースなのか、いまだに覚えられない。単にぼくの頭の中がオヤジ化してるだけなのかもしれないが。
 で、フロイラインとはなんぞや?
 Yahoo!辞書によると、「未婚女性に対する敬称。令嬢。お嬢さん。姓または姓名の前に付ける」だそうだ。しかも、ドイツ語。知らんて、そんなの。
 しかしなるほど、それで3歳牝馬のレース名にしたわけね。
 というわけで、15頭のお嬢様方による1200メートルの重賞。実績からはウィナーズダンスが断然。2歳時から重賞に顔を出していて、シーズン終了後は中央に移籍。その中央では2歳500万クラスで3着が最高で、ホッカイドウ競馬のシーズン開始とともに戻ってきた。そして3歳オープン戦を2連勝中。3歳重賞戦線でもっとも好成績をおさめているのが、北斗賞でやや離された3着のモルフェキイでは、やはりこの馬が中心だろう。
 そのモルフェキイがここで一発と言う場面もあまり想像できないので、ならば未知の魅力ということでスティッチを2番手に。2歳時はフレッシュチャレンジ1戦(3着)のみで、今シーズンは3歳未勝利からのスタートとはいえ、2、1、2、1着という安定した成績。門別1000メートルが1分2秒0ではちょっと足りないかもしれないが、このメンバーに入ってタイムを縮められれば。
 ビービールミナスは、北斗賞7着、北海優駿6着だが、牝馬同士のここで巻き返したいところ。
 未知の魅力という意味では、地方では一度も3着を外していないタマキチャンにも可能性はありそう。
 ◎ウィナーズダンス
 ○スティッチ
 ▲モルフェキイ
 △ビービールミナス
 △タマキチャン

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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