斎藤修の重賞ピックアップ

【7/24笠松・クイーンカップ】雨馬場でワールドレデーの前残りに期待

 もともとアラブと区別する意味で「サラ・クイーンカップ」というレース名だったのだろうが、いよいよ最後に残された福山でもアラブのレースが今シーズン限りかという状況となり、さすがにレース名から「サラ」は取ることになったのだろう。ちなみに昨年ニュースターガールが制した「サラ・プリンセス特別」も、今年からは単に「プリンセス特別」となるようだ。
 金沢からの遠征を1頭含む10頭立てで、馬券に絡みそうな馬とそうでない馬と、はっきりしたメンバー構成だが、馬券に絡みそうな馬の中で順番をつけるのは、ちょっと難しい。
 関東甲信越では一応梅雨が明けたが、東海地区ではいまだに明けてないらしい。笠松競馬場は、23日は雨は降らないようだが重馬場での開催。そしてクイーンカップ当日はまた雨予報だ。
 ならば先行できるスピードがあって、最後も粘れる馬から狙ってみたい。今年中央から転入して3歳の条件戦で6戦オール連対のワールドレデー。前走の関東オークスJpnII惨敗は、さすがに度外視でいいだろう。
 実力最上位はトウホクビジン。大雨の東海ダービーはダイナマイトボディに逃げ切られたが、雨馬場にもかかわらず中団から押し上げて2着を確保した。末脚勝負の馬だが、道悪でも十分勝負になる。ただ心配なのは、関東オークスJpnII(7着)、ジャパンダートダービーJpnI(9着)と遠征競馬で強い相手と厳しいレースをしてきたこと。反動がないとも限らず、今回は対抗に落とした。
 エーシンロレーンは中央から転入して5連勝中だが、経験不足が気にかかる。ただ勝ちタイムは徐々に上がってきているだけに、上昇の余地はありそう。
 2歳時に重賞を3勝しているニュースターガールや、2歳時にジュニアクラウンを制したブルーベリーは、ともに近走結果が出ていないが、牝馬同士のここで巻き返せるかどうか。
 ◎ワールドレデー
 ○トウホクビジン
 ▲エーシンロレーン
 △ニュースターガール
 △ブルーベリー

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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