斎藤修の重賞ピックアップ

【8/12門別・イノセントカップ】かなりのポッシビリティを感じさせるポシビリテ

 2勝馬は2頭のみだが、1勝馬でもまだ底を見せていない馬が多く、まことに楽しみな一戦となった。
 リリーカップの予想でも書いたが、7月8日に大雨で中止になって以降、日によってタイムにバラつきが多く、単純なタイム比較はあまりアテにならない。
 そんななか、1000メートルのアタックチャレンジでレコードが出るなど特にスピードの出やすい日だったとはいえ、1200メートルのフレッシュチャレンジで能力を感じさせたのがポシビリテだ。ゲートが開いた瞬間、他馬より1馬身ほどリードしていたほどの絶好のスタートからハナを奪うと、終始1番人気のショウブハコレカラにつつかれながらも、直線楽々と4馬身差。追えばまだまだ伸びるようなレースぶりだった。
 ミラクルエースは1200メートルのフレッシュチャレンジ、オープンと2連勝。そのオープン戦は、好位3番手追走から直線を向いて追い出されると、鞍上のムチにこえたえるかのようにぐいぐいと伸びて4馬身差の快勝となった。
 栄冠賞2着のウイニングリーダーは、前走ラベンダー賞は大雨の芝で参考外。この馬がここでどんなレースをするかで、栄冠賞組との力量比較となりそうだ。
 5頭立てながら上位3頭接戦のレベルの高いオープン戦で2着だったロゼワイン、ポシビリテの2着に敗れたあとのルーキーチャレンジをきっちり勝ったショウブハコレカラ、キングカメハメハ産駒のアントワープなどが連下候補。
 ◎ポシビリテ
 ○ミラクルエース
 ▲ウイニングリーダー
 △ロゼワイン
 △ショウブハコレカラ
 △アントワープ

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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