斎藤修の重賞ピックアップ

【8/13門別・ブリーダーズゴールドカップJpnIII】遠征競馬の安定度でスマートファルコン

 前走マーキュリーカップJpnIIIではマコトスパルビエロの2着に負けたとはいえ、ダートではいまだ連対を外していないスマートファルコン。帝王賞JpnIではヴァーミリアンの2着も、3着以下をちぎっているフリオーソ。新興勢力のアドマイヤスバル。この3頭の争いと見る。
 応援したいのはフリオーソだが、スマートファルコンを中心にとった。前走マコトスパルビエロにちぎられたとはいえ、2キロ重い58キロ。これまで58キロで何度も勝った実績があり、今回は58キロのフリオーソより1キロ軽い57キロは有利。門別コースは初めてだが、これまでどこに遠征しても堅実な結果を残してきた安定度は抜群だ。
 実績的にはGI・JpnIを3勝のフリオーソが断然だが、遠征競馬で結果を残していないのが気にかかるところ。58キロは、昨年の日本テレビ盃JpnIIで経験しているが、ボンネビルレコードの2着に敗れている。スマートファルコンとの比較では、不安点がやや目につく。
 アドマイヤスバルは、オアシスステークスと大沼ステークスを連勝。今回の56キロは有利だが、ここ2戦で負かしてきた相手が、重賞実績に乏しい馬たちでは、上記2頭より実績的に劣る。勢いでどこまで迫れるか。
 サカラートは前走マーキュリーカップJpnIIIでスマートファルコンからクビ差3着と善戦。ただ近走の成績からやはり衰えは否めず、好走には展開の助けが必要となりそう。
 アロンダイトは復帰後5戦して、東海ステークスGIIこそ2着に入ったが、それ以外はいまひとつの成績。勝ち負けまでは厳しい。
 ◎スマートファルコン
 ○フリオーソ
 ▲アドマイヤスバル
 △サカラート
 △アロンダイト

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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