門別のアタックチャレンジを勝っての転入初戦となったハイタッチガールの前走は、スタート後から3コーナー手前まで続いた先行争いのハイペースに巻き込まれてしまった。勝ったのは、2コーナーあたりで離れた最後方にいた馬。ハイタッチガールは直線までその馬に食い下がって1馬身差で2着に敗れたものの、3着馬には大差がついた。レースの上り3Fが43秒6もかかったことで、前半がいかにハイペースだったかがわかる。巻き返しがかかる一戦だ。
ドンナフォルテの前走サファイア賞は、1番人気に支持されていた牡馬のエクメディアリオンを直線で競り落としての勝利。1400メートルの勝ちタイム1分32秒8は、馬場が速かった昨年は別として、2年前、3年前の金沢プリンセスカップの勝ちタイムと比べても遜色のないもの。金沢生え抜きとしての期待はこの馬。
ハートフルシーンは中央未勝利から転入しての2連勝が、ともに2着に8馬身差の圧勝。勝ち方は派手だが対戦相手のレベルがそれほどでもなく、タイム的にも平凡なもの。今回は一気の相手強化で勝つまではどうだろう。
2走前にドンナフォルテ相手に7着惨敗したミライヘノトビラだが、続く前走くろゆり賞では見せ場があっての2着。力をつけて臨む一戦。
そのくろゆり賞で3着だったグラムデイジー、門別の未勝利戦で3戦連続2着で転入したリザードらにも上位争いの可能性あり。
◎3ハイタッチガール
◯7ドンナフォルテ
▲6ハートフルシーン
△10ミライヘノトビラ
△4グラムデイジー
△2リザード
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