斎藤修の重賞ピックアップ

【11/14名古屋・東海菊花賞】地方同士なら負けられないグレイトパール

 グレイトパールは佐賀移籍後、地方馬同士で負けたのはオグリキャップ記念の4着だけ。そのときは、前半ラチ沿いに閉じ込められてまったくレースをさせてもらえなかった。前走九州大賞典は、佐賀三冠馬スーパージンガに8馬身差をつける圧勝。期待がかかる一戦だ。
 内枠に入ったポルタディソーニは怖い。前走ゴールド争覇は、勝ったケイマには5馬身離されたが、スタートを決めて控えると、直線よく伸びて2着を確保した。1900メートルでも実績があり、遠征勢相手のこのメンバーでも十分勝負になると見る。
 キングニミッツはここ2戦、結果が出ていないが、前走埼玉新聞栄冠賞は先着された相手が強かった。復調していれば能力は上位。
 タンクティーエーは、ダービーグランプリではリンノレジェンドに差をつけられての2着だったが、リンノレジェンドはその後に道営記念を制した。古馬相手でも勝負になる可能性はある。
 前走復調気配のディアドムス、中央準オープン勝ちの実績で前走が圧勝だったエイシンセラードなど、勝つ可能性のある馬が多数のレベルの高い混戦といえそう。
 ◎9グレイトパール
 ○3ポルタディソーニ
 ▲7キングニミッツ
 △1タンクティーエー
 △10ディアドムス
 △11エイシンセラード
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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