斎藤修の重賞ピックアップ

【11/12金沢シンデレラカップ】門別重賞勝ちのミステリーベルン

 10日、盛岡の南部駒賞もそうだが、ホッカイドウ競馬のシーズンが終わり、ここもやはり北海道からの遠征馬が強そう。
 前走ウィナーズチャレンジでは最下位に沈んだミステリーベルンだが、逃げたものの後続2頭に突かれてのハイペース。勝ったのが最後方を追走していたタイセイサクセサーで、先行勢総崩れというレースだった。3走前のウィナーズチャレンジから続くフローラルカップと1600メートル戦で連勝のレースぶりを評価すべきだろう。
 ピュアインペリアルは初勝利が7戦目とかかったが、前走1800メートルのウィナーズチャレンジの勝ちタイム1分55秒7は、不良馬場だったとはいえサンライズカップや北海道2歳優駿JpnIIIの勝ちタイムより速かった。秋になっての成長がうかがえる。
 船橋のポピュラーソングが、盛岡、園田に続いての遠征。芝ではあったが、盛岡・ジュニアグランプリでは逃げて北海道所属馬相手に3着と食い下がった。前走園田プリンセスカップは8着に沈んだが、それまでは3着以内を外しておらず、巻き返しがかかる一戦。
 スパイスワールドは、JRA芝での惨敗はともかく、ここ2戦でも結果が出ていないのと、1500メートルの距離は気になるところ。ただ7月のオープン特別が好タイムで強い勝ち方だったことと、鞍上が吉原寛人騎手だけに侮れない。
 佐賀で無敵のミスカゴシマだが、北海道の重賞やオープンの勝ち馬が相手ではさすがに分が悪い。
 兵庫のエムティミーナは、園田プリンセスカップでスパイスワールドに続く5着。遠征競馬でそれ以上があるかどうか。
 というメンバーだと、残念ながら地元勢の出番はなさそうで馬場を貸すだけになりそう。
 ◎2ミステリーベルン
 ○11ピュアインペリアル
 ▲7ポピュラーソング
 △4スパイスワールド
 △9ミスカゴシマ
 △5エムティミーナ
 
 金沢シンデレラカップの出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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