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【12/27園田・兵庫ゴールドトロフィーJpnIII】地元の吉村騎手でノボバカラ

 ノボバカラに騎乗する吉村智洋騎手は、自身がもつ兵庫の年間最多勝記録を更新する297勝を挙げたのが12月3日のこと。12月24日現在319までその勝利数を伸ばしている。全国リーディングについては、今年は森泰斗騎手が独走しているため2年連続は難しい状況だが、ここでダートグレード初勝利のチャンスが巡ってきた。ノボバカラは今年ここまで栗東Sでの1勝のみだが、一線級相手でも好走はしており、今回はメンバーにも恵まれた。昨年も同じ森秀行厩舎のマテラスカイに騎乗し、1番人気に支持されたものの5着。今年こそはの思いはあるだろう。
 ラブバレットは川崎に移籍しての出走。岩手でのレースぶりからは8歳でも衰えたという感じはない。一昨年2着だった舞台でもあり、昨年はみずからに落ち度がないにもかかわらず除外という悔しい思いもあり、ダートグレード初制覇に期待がかかる。
 古馬相手には苦戦しているデュープロセスだが、前走武蔵野Sは着順こそ7着とはいえ、勝ち馬からは1秒差。古馬相手を経験しての上積みがあれば上位争いも可能。あとは園田の小回りコースをこなせるかどうか。
 昨年4着だった高知のサクラレグナムは10歳でも衰えは感じられない。
 今年春以降まったく冴えないテーオーエナジーだが、地方のダートグレードでは、近走イマイチの実績馬が忘れたころに好走というのはまれにあるパターン。1400mの距離は一度しか経験がないが、地方のコーナーを4つ回るコースならこなせる可能性はある。
 ランスオブプラーナは初ダートが園田の小回りコースでどこまでやれるか。
 ◎8ノボバカラ
 ○1ラブバレット
 ▲3デュープロセス
 △9サクラレグナム
 △6テーオーエナジー
 △10ランスオブプラーナ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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