斎藤修の重賞ピックアップ

【12/31高知県知事賞】モルトベーネに期待も上位混戦

 ホッカイドウ競馬から、距離適性的にここを狙っての移籍と思われるモルトベーネに期待する。中央時代には一昨年アンタレスステークスGIII勝ちの実績があり、今年移籍した門別では重賞タイトルこそないものの、門別最終戦となった1800メートルの特別戦ではタービランスに1馬身差をつけての勝利。中央の一線級相手では厳しいが、南関東の重賞でも通用する能力があるのではないか。
 ウォーターマーズは中央2勝クラスから転入して、ここまで3着を外さない成績。重賞では黒潮マイルチャンピオンシップを制した。中央時代には東京ダート2100メートルでの勝ち星があるだけに、この馬も距離延長は歓迎だろう。
 中央3勝クラスから転入したツクバクロオーは、転入初戦のA-2戦で2着に6馬身差をつけて圧勝し、前走横浜特別ではウォーターマーズに半馬身差の2着。この馬も能力的に差はなく、ここまで3頭の勝負と見る。
 中央2勝クラスから転入して4戦3勝のスペルマロン、黒潮マイルチャンピオンシップでウォーターマーズに半馬身差の2着だったファドーグ、中央時代、地方のダートグレードで2着が2度あったピオネロらも軽視はできない存在だ。
 ◎1モルトベーネ
 ○8ウォーターマーズ
 ▲7ツクバクロオー
 △12スペルマロン
 △3ファドーグ
 △6ピオネロ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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