斎藤修の重賞ピックアップ

【12/8金沢・中日杯】シーズンを締めくくるティモシーブルー

 今年後半の金沢古馬戦線を牽引してきたのがティモシーブルー。重賞初制覇となった百万石賞は言うまでもなく、イヌワシ賞は強豪他地区勢を相手に地元では唯一上位争いの2着。白山大賞典JpnIIIでは地方最先着の5着というだけでなく、佐賀のグレイトパールに先着して、勝ち馬から1秒3差なら好走といえる。2600メートルの北國王冠は距離が長かったか2周めの3コーナーからついていけなくなかったが、2000メートルで地元同士ならあらためての期待だ。
 このレース連覇がかかるのがヤマミダンス。前走兵庫クイーンカップは、2番手から抜群の手ごたえのまま3コーナー過ぎで前をとらえると、直線では後続を寄せ付けずという圧巻のレースぶり。今シーズン前半は勝ちきれないレースが続いていたのが、その兵庫クイーンカップまで目下3連勝中と調子を上げて臨む一戦だ。
 北國王冠で地元最先着の5着だったのがグルームアイランド。こちらもその前まで3連勝と好調。2015年以来4年ぶりの中日杯制覇なるかどうか。
 中央2勝クラスからの転入初戦を制したトウショウデュエル、牝馬ながら今年石川ダービーを制したロンギングルックらは上位争いに加われるかどうか。
 ◎6ティモシーブルー
 ○8ヤマミダンス
 ▲5グルームアイランド
 △10トウショウデュエル
 △4ロンギングルック
 
 中日杯の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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