斎藤修の重賞ピックアップ

【1/2水沢・金杯】実績上位シンボに初タイトルなるか

 12頭中半数の6頭が寒菊賞組で、それ以外はやや格下というメンバー構成。その寒菊賞で今回のメンバー中最先着の2着だったのがシンボ。勝ち星こそ、デビューした門別での未勝利戦の1勝のみだが、ウィナーズチャレンジ4着、知床賞2着など、その戦績からここでは中心的存在。
 寒菊賞3着だったのがナーリー。1番枠のスタートからずっとラチ沿いに閉じ込められ、鞍上は行きたがるのを抑えるのに必死だった。それゆえ3コーナー手前でペースが上がったときに対応できず、それでも直線ではラチ沿いから盛り返したレース内容は評価できる。
 バイクミレーは転入初戦だった寒菊賞こそ7着だったが、門別で2勝、北海道所属として出走した知床賞で、2着シンボに2馬身差の3着ならそれほど差はない。移籍2戦目での上昇に期待だ。
 別路線組では、デビューした門別では勝ち星を挙げられなかったものの、転入2戦目で初勝利を挙げたリュウワンティアオは変わり身がありそう。
 12月22日の2歳A級戦から、2着だったアルマドール、3着だったウォールフラワーらは、それぞれ寒菊賞での惨敗から力をつけてきた印象だ。
 ◎5シンボ
 ○10ナーリー
 ▲9バイクミレー
 △6リュウワンティアオ
 △7アルマドール
 △8ウォールフラワー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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