斎藤修の重賞ピックアップ

【3/7ばんえい・イレネー記念】実績断然キョウエイリュウ

 キョウエイリュウのヤングチャンピオンシップは薄氷を踏むような勝利だったが、それは他馬とは20キロ以上の重量差があってのもの。それでデビューから負けなしの10連勝。2歳最初の重賞ナナカマド賞を制したあとは、十勝産駒特別、ヤングチャンピオンシップと2戦のみ。ナナカマド賞以降はレースを選んで最短でここまで来た。競馬だから何があるかわからないが、これまでの実績が断然であることは言うまでもない。
 トワトラナノココロは十勝産駒特別でまさかの5着に敗れたことでヤングチャンピオンシップへの出走は叶わなかったが、その後は7戦して2勝、2着3回、3着2回と、2歳A-1戦で常に上位争い。たしかにこれまでの重賞・特別では3回出走して5着が最高という成績だが、近走の成長に期待だ。
 カイセドクターは北見産駒特別を勝って以降、勝ちきれないレースが続いているが、ヤングチャンピオンシップで前の2頭に迫るレースぶりは見どころがあった。
 重賞・特別でもここまで大きく崩れていないコマサンダイヤまで、3頭による2番手争いとなりそう。
 ダイナマイトは近走の成績があまり目立たないが、青雲賞4着、十勝産駒特別4着という実績は見逃せない。
 ◎9キョウエイリュウ
 ○6トワトラナノココロ
 ▲5カイセドクター
 △10コマサンダイヤ
 △4ダイナマイト
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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