斎藤修の重賞ピックアップ

【4/19高知・二十四万石賞】相手が楽になってウォーターマーズ

 いかにもタフネスというタイプのウォーターマーズ。昨年夏に中央から転入後、2走前の黒船賞JpnIII(9着)以外は一度も3着以内を外していない。しかも昨年末の高知県知事賞以降の一連の対戦相手と比べて、今回はかなり相手関係が楽になった。レース中盤から追い通しというズブいタイプゆえに50歳の西川騎手には体力勝負となるが、1900メートルという距離もこの馬には向きそう。
 昨年のこのレースで2着だったキャプテンオリオンは、昨年後半こそやや落ち込んだものの、今年2月からは一般戦と特別戦ではあるものの4戦3勝と調子を上げてきた。距離延長もアドバンテージになりそう。
 転入4戦目で佐賀・はがくれ大賞典に遠征したデジタルフラッシュは、9番人気ながら勝ったキングプライドに1馬身半+ハナ差で3着と好走。笠松時代にも1800/1900メートルの重賞や特別で好走があり、この距離でこその好走は期待できそう。
 コスモターンブルーは下級条件から8連勝で前走B-2まで勝った。今回は格上挑戦となるが、近走重賞で好走しているのがウォーターマーズだけというメンバーなら侮れない存在。
 アースグロウは、前走御厨人窟賞が0秒6差の4着とまずまずの好走。今回は経験がない1900メートルという距離がカギとなりそう。
 昨年11番人気でこのレースを制し、連覇を狙うのがエイシンファイヤー。しかしそれ以降、重賞・準重賞・特別戦では、12月の瀬戸特別で4着があっただけ。ただこの距離なら展開次第でという可能性は捨てきれない。
 ◎2ウォーターマーズ
 ○4キャプテンオリオン
 ▲3デジタルフラッシュ
 △7コスモターンブルー
 △5アースグロウ
 △1エイシンファイヤー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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