斎藤修の重賞ピックアップ

【4/16園田・菊水賞】ステラモナーク中心も三つ巴

 ステラモナークは、兵庫ジュニアグランプリJpnIIに挑戦(11着)したあとの4連勝で一戦ごとに強くなった。初遠征となった名古屋・若草賞ではスタートから先頭に立つと後続を寄せ付けないままの逃げ切り。翌週の名古屋・東海クイーンカップでグランダム・ジャパン3歳シーズンの選択肢もあったが、地元の三冠戦線を狙うようだ。問題は初めての1700メートルだが、前走でもゴール前余裕があり、距離延長も問題ないのではないか。
 イチライジンも兵庫ジュニアグランプリJpnII(10着)のあと3連勝中。その3連勝が1700メートルで、距離の心配もない。園田ジュニアカップの1分48秒1というタイムは馬場状態もあったのでともかく、その後3歳になってからの1分51秒台は、過去の菊水賞の勝ちタイムと比べても遜色のないもの。昨年10月31日のアッパートライではステラモナークに勝っているものの、その後の成長度でステラモナークを上位にとった。ただ距離適性面ではイチライジンにアドバンテージがある。
 トライバルキングも差はない。前走1870メートル戦では、先行勢のうしろで折り合いをつけ、向正面で軽く気合をつけただけで先頭に立った。そして4コーナーではスーパーローズに迫られたものの、直線で楽に突き放した。距離伸びての充実ぶりがうかがえる。
 ここまで3頭、印の順番はつけたが、どれが勝ってもおかしくない。
 門別から移籍のエイシンダンシャクは、名古屋遠征のスプリングカップは勝ち馬が圧倒的に強く、前走は勝ったのがJRA馬。ということを考えるとまだ底を見せていない。
 前走でイチライジンに1馬身差まで迫ったピスハンドは上位食い込みがあるかどうか。
 ◎6ステラモナーク
 ○10イチライジン
 ▲12トライバルキング
 △4エイシンダンシャク
 △8ピスハンド
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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