斎藤修の重賞ピックアップ

【6/17門別・ヒダカソウカップ】大井から戻ってアークヴィグラス

 一昨年の2歳牝馬チャンピオン、アークヴィグラスが北海道に戻ってきた。2歳時の連勝では、南関東の牝馬三冠戦線での活躍は約束されたような感じもあったが、トーセンガーネットという強敵が現れて桜花賞3着、東京プリンセス賞2着と勝ちきれず。結局3歳以降、南関東ではひとつも勝利を挙げられなかった。前走しらさぎ賞5着のレース内容と、北海道に戻って再び走る気が出てくればやれるのではないか。
 このレース連覇がかかるのがクオリティスタート。昨年のこのレース以来勝ち星から遠ざかっているとはいえ、ここ2戦は復調気配。あらためて牝馬同士ならチャンスは十分。
 昨年の佐賀三冠馬スーパージンガは、門別に戻って今回が3戦目。前走キタサンブラック・プレミアムの4頭立てのメンバーには能力差があり、スーパージンガは、勝ったモズオトコマエに8馬身離されての2着。しんがり負けだった初戦よりはしっかり競馬をしており、人気がなければ馬券的に楽しめそう。
 名古屋のA級で勝ち負けしていたヨミに、船橋1600メートルのC1級を勝った経験があるクリムパルフェは門別に戻ってこの距離でどこまでやれるか。
 ◎9アークヴィグラス
 ○10クオリティスタート
 ▲3スーパージンガ
 △12ヨミ
 △4クリムパルフェ
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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