斎藤修の重賞ピックアップ

【6/18門別・北海優駿】アベニンドリームが巻き返す

 5月31日に佐賀で始まったダービーシリーズもいよいよ最終戦。北斗盃で6着と惨敗したアベニンドリームが巻き返すと見る。その北斗盃はシンボとの先行争いがオーバーペースとなって直線失速。しかし続く前走古馬との1800メートル戦では軽く気合をつけられただけで楽勝。タイムは遅かったものの、乾いた良馬場でシーズン当初よりタフな馬場になっており、タイム自体はあまり気にしなくてもいいだろう。距離延長もおそらく問題なく、慣れた外回りコースなら能力を発揮できると見る。
 北斗盃を制したレッドカードは3歳になって成長を見せた。年末から年明けにかけては北海道所属のまま川崎に遠征し、入着までだったものの、のちに羽田盃を制したゴールドホイヤーなど強敵相手に揉まれたことが経験となった。1700メートルのブロッサムカップでも2着と好走していただけに、この距離でも対応できる。
 アッカレッツァーレは、北斗盃では1頭だけポツンと離れた最後方を追走し、前崩れの展開となって直線追い込み2着と好走。距離延長はプラスと思われ、展開次第では再度上位食い込みの可能性も。
 シンボは、北斗盃でアベニンドリームにハナを譲らず、結果的に直線で失速することになったが、それでも3着に踏ん張った。その粘りはこの距離で生きるだろう。
 カツゲキダイオウは2歳8月にフレッシュチャレンジを勝ったのみだが、その後もすべて4着以内と崩れることがない。前走エゾタンポポ特別ではアッカレッツァーレに先着した。
 北斗盃4着のライトロングも展開次第で上位を狙えそう。
 ◎8アベニンドリーム
 ○6レッドカード
 ▲10アッカレッツァーレ
 △2シンボ
 △12カツゲキダイオウ
 △9ライトロング
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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