斎藤修の重賞ピックアップ

【6/7金沢・徽軫賞】今季好走目立つフェイマスラブ

 重賞勝ち馬がロンギングルック1頭だけ、重賞初挑戦が5頭、昨年のこのレースの上位3着までが不在、という牝馬限定戦で波乱の要素がたっぷり。
 昨年5着だったフェイマスラブは、前走利家盃こそ9着だったが、そのときはメンバー中牝馬は1頭だけ。冬休み明けのA1特別で2、4、2着と好走していただけに、牝馬同士のここなら初タイトルのチャンスと見る。
 ミスアンナは昨年の4着馬。その後、百万石賞3着と牡馬一線級相手にも好走を見せた。しかし今年冬休み明け後はA1特別で3着が最高という成績。昨年もそうだったように、気温上昇のこの時期に調子を上げてくる可能性はある。
 ハナイロコマチは昨秋門別から転入し、冬休みを挟んでB1特別まで4戦連続連対。2走前の1700メートル戦を良馬場1分54秒0という好タイムで逃げ切っており、いきなりの格上挑戦でも期待できそう。
 昨年の石川ダービー馬ロンギングルックは、年末の中日杯でも一線級相手に3着と健闘。冬休み明け初戦のA1特別こそ3着に好走したが、その後の3戦がイマイチ。調子を取り戻せるかどうか。
 3走前のA1特別でミスアンナに先着しての2着があるノーブルステップも上位争いの可能性はありそう。
 ◎3フェイマスラブ
 ○1ミスアンナ
 ▲12ハナイロコマチ
 △10ロンギングルック
 △8ノーブルステップ
 
 徽軫賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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