斎藤修の重賞ピックアップ

【6/7盛岡・東北優駿】グランコージーの二冠に期待

 船橋から転入して奥州弥生賞、スプリングカップを連勝したフレッチャビアンカだったが、ダイヤモンドカップでこれに直線だけで
9馬身差をつけて圧勝したのがグランコージー。結果的に南関東に移籍して一戦だけ走った川崎・クラウンカップ(6着)の経験が生きたと思われる。今回は2000メートルへの距離延長となるが、ほかに距離延長でプラスになる馬もいないように思われ、二冠達成は濃厚と見る。
 マイランコントルは2歳時に出走予定だった芝の新馬戦が出走取消となり、あらためてのデビュー戦となった3月30日の水沢戦から3連勝。前走盛岡1800メートルのORO開幕特別では早め先頭から直線軽く気合をつけただけで後続を突き放しデビューから3連勝。俄然注目の存在となった。石川ダービーを制したハクサンアマゾネス同様、年明けデビューから4連勝で"ダービー"制覇の期待がかかる。
 ピアノマンは南関東の重賞戦線で揉まれてきての今回が転入初戦。重賞では6着が最高という成績だが、2走前の浦和3歳一組特別勝ちは評価できる。グランコージーも川崎・クラウンカップが勝ち馬から1秒9離されての6着だったということなら、能力的に差はないかもしれない。
 ダイヤモンドカップでグランコージーに決定的な差をつけられての2着だったフレッチャビアンカは巻き返しのかかる一戦。
 ダイヤモンドカップ3着、ORO開幕特別でマイランコントルに2馬身差3着だったリュウノチョッパー、船橋の3歳戦を連勝しての転入初戦となるエムワンモンスターらにも一発の可能性はある。
 ◎8グランコージー
 ○6マイランコントル
 ▲10ピアノマン
 △2フレッチャビアンカ
 △1リュウノチョッパー
 △11エムワンモンスター
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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