ミスカゴシマには2度驚かされた。地元の同世代同士ならまず負けないと思われた九州ダービー栄城賞では、トップレベルに出し抜けを食わされる形でまさかの3着。地元同士とはいえ古馬一線級が相手となる吉野ヶ里記念はさすがに厳しいと思われたが、直線鮮やかに差し切って見せた。ここはあらためての3歳馬同士で、しかも栄城賞で先着された2頭が不在というメンバー。ただ2000メートルの距離がどうなのか、という若干の不安はある。
相手にはリバイブ。九州ダービー栄城賞は見せ場なく11着だったが、それが3歳での復帰2戦目。しかし続く前走の古馬B-1特別では直線しぶとく伸びて差し切って見せた。ここにきての急上昇がうかがえる。2歳時には1800メートルのカペラ賞を圧勝しており、こちらは距離伸びてよさそうなタイプ。ミスカゴシマ相手でも頭まで考えたい。
マイネルヘルツアスは高知からの遠征。前走高知優駿(1900メートル)は3着馬から大差をつけられての4着だったが、2走前、1800メートルの山桃特別は7馬身差の圧勝だった。その走りを見せらればここでも勝負になりそう。高知の別府真司調教師は2014年にこのレースをクロスオーバーで勝っており、それ以来の2勝目も期待できそう。
この3頭の勝負と見て、以下は上位に食い込めるかどうか。栄城賞は6着も、その後B級に編入されて好走しているイケノアスリート。中央未勝利から転入して2連勝中のフリーファッション。3歳特別で3戦連続連対のシンカンワールド。
◎11ミスカゴシマ
○12リバイブ
▲8マイネルヘルツアス
△7イケノアスリート
△3フリーファッション
△6シンカンワールド
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