斎藤修の重賞ピックアップ

【8/18金沢・読売レディス杯】初タイトル狙うサラーブ

 サラーブにようやくタイトルのチャンスが巡ってきた。昨年、中央2勝クラスを勝って大井に移籍し、レディスプレリュードJpnII(5着)やJBCレディスクラシックJpnI(7着)など強い相手と戦ってきた。移籍後の勝ち星はA2特別での1勝のみだが、ここは相手が楽になった。マイル前後を使われてきているだけに1500mという距離も絶好だろう。もし勝てば大井所属馬はこのレース4連覇となる。
 金沢での活躍が目立つ兵庫勢。エイシンセラードがグランダム・ジャパンのタイトルを狙って遠征してきた。兵庫サマークイーン賞では遠征勢を相手に3馬身差快勝で充実ぶりを見せた。兵庫勢としては2016年のトーコーヴィーナス以来の勝利となるかどうか。
 東京2歳優駿牝馬から1年半以上勝ち星から遠ざかっているアークヴィグラスは、北海道に戻っての走りを見ると一時期よりだいぶ持ち直した。ここでも上位を狙える。
 大井移籍後は結果が出ていないナンヨーオボロヅキだが、遠征した佐賀ヴィーナスカップでは3コーナー過ぎで先頭に立って2着と見せ場をつくった。門別のノースクイーンカップは8着だったが、距離は1400?マイルあたりがベスト。展開次第では上位争いも。
 一昨年このレースを制しているエースウィズだが、今年はいかにも相手が強い。上位争いに食い込めるかどうか。
 地元勢では兵庫から転入2戦目のスターリングブルスに見せ場があるかどうか。
 ◎11サラーブ
 ○2エイシンセラード
 ▲10アークヴィグラス
 △8ナンヨーオボロヅキ
 △9エースウィズ
 △4スターリングブルス
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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