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【9/6盛岡・不来方賞】やまびこ賞で能力の高さ見せたピアノマン

 やまびこ賞で好位抜け出し、完勝という内容で制したピアノマン、2着だったグランメガスマイル。南関東からの移籍組2頭が強そうだ。
 ピアノマンは東北優駿では2着だったが、ハイペースで飛ばした前を早めにとらえに行ったぶん、うしろでかまえていたフレッチャビアンカに直線で交わされた。負けはしたものの、一番強いレースをしたのはこの馬だった。今回はそれを証明する舞台。
 やまびこ賞1、2着馬の間に割って入りそうな期待が中央から転入初戦のアーリンアーリン。中央では勝ち星こそなかったものの、未勝利のまま1勝クラスにも出走してクビ差2着があった。ただそれは芝での実績。ダートも2度走ったが9着、10着。距離経験は十分だが、盛岡のダートが合うかどうか。
 グランメガスマイルは、やまびこ賞の4コーナーあたりではピアノマンと一騎打ちかに思えたが、最後は4馬身の差をつけられた。とはいえ大井1800メートルの3歳特別で2着、古馬B3特別でも3着という実績は評価できる。ここでも上位争いは可能。
 東北優駿の前までは世代最強と思われていたグランコージーは、押し出される形での△。逃げたマイランコントルを追いかけるペースはたしかに厳しかったが、2000メートルの距離がどうだっただろうという疑問も残る。
 東北優駿を制したフレッチャビアンカは、さらに押し出されて△の2番手。東北優駿は、ハイペースの中団うしろに控えたのがハマったのかどうか、あらためて能力が試されるところ。
 ◎7ピアノマン
 ○5アーリンアーリン
 ▲3グランメガスマイル
 △6グランコージー
 △2フレッチャビアンカ
 
 不来方賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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