加賀友禅賞を勝ったハクサンアマゾネスが不在となって、その主戦だった吉原寛人騎手が石川門カップに続いてカガノホマレの鞍上となった。その石川門カップは、楽な手応えのまま3コーナーで先頭に立つと、唯一食い下がったドンナフォルテに3馬身差をつけての完勝。3着馬にはさらに8馬身差をつけた。ドンナフォルテは、続く加賀友禅賞でもハクサンアマゾネスの2着。そうした力関係からも、ここはカガノホマレが最有力。
評価に迷うのが中央未勝利から転入しての連勝馬。中でもモリンガは1500メートル戦での連勝がともに完勝。前走の勝ちタイム1分36秒5は、ハクサンアマゾネスが古馬B1以下牝馬という条件のタチアオイ賞を9馬身差で圧勝したときにマークしたタイムと同じ。5番手から外をまくっての差し切りというレース内容からも、距離延長でさらに能力を発揮しそう。
キングワールドは4月以来勝ち星から遠ざかっているが、前走中央未勝利との条件交流で2着に食い込む健闘。ハイペースの先行勢総崩れという展開にも恵まれたが、1500メートル良馬場で1分36秒7という走破タイムも優秀。厳しいペースで揉まれた経験は生きるはず。ただ2000メートルの石川ダービーで9着だったという距離がどうだろう。
クサナギも、中央未勝利から転入して目下3連勝と底を見せていない。
加賀友禅賞3着から中1週で臨むネクサスエッジ、古馬B2特別で2着という実績のコードジェニックらも上位が期待できそう。
◎10カガノホマレ
○7モリンガ
▲11キングワールド
△4クサナギ
△6ネクサスエッジ
△9コードジェニック
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