斎藤修の重賞ピックアップ

【3/4姫路・兵庫ユースカップ】底を見せていないサラコナン

 門別で3勝を挙げ、ウィナーズチャレンジまで勝っているサラコナンの能力が断然と見る。笠松のゴールドジュニアが取止めになってしまったのは残念だが、兵庫移籍後2連勝。前走姫路1400メートル戦は、5頭立てとはいえ最後方追走で、直線だけで前の4頭を交わし去った。重馬場1分30秒2というのも好タイム。まだ遊びながら走っていて、まじめに走ったのは最後の直線だけという感じで、能力を発揮しきれていない感じ。そういう意味では将来的にも期待できそう。
 エイシンイナズマは門別未勝利勝ちからの転入で、11月から12月にかけて2連勝のあと、年明けは中央未勝利との条件交流で連続2着。前走姫路の良馬場1分30秒8というのも好タイム。ここにきての充実ぶりが目立つ。
 名古屋のニジイロは、前走姫路の兵庫クイーンセレクションで早め2番手から直線抜け出して完勝。今度は牡馬相手でどこまでやれるか。
 同じく名古屋から遠征のドリームキャットは、前走新春ペガサスカップは差のある3着だったが、勝ったブンブンマルがますます充実していて強すぎた。ここは兵庫と名古屋の世代レベルの比較という意味でも試金石となりそうな一戦。
 スマイルサルファーは兵庫若駒賞2着のあとアッパートライを勝ったが、今回はそれ以来4カ月ぶりで、3歳になっての初戦。リフレッシュ放牧明けでどこまで仕上がって、どこまで成長しているか。
 姫路開催となって2戦のレースぶりがいいマンテーニャはさらなる上積みがあれば上位食い込みも。
 ◎9サラコナン
 ○6エイシンイナズマ
 ▲4ニジイロ
 △7ドリームキャット
 △3スマイルサルファー
 △8マンテーニャ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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