斎藤修の重賞ピックアップ

【4/4水沢・スプリングカップ】地元同士なら断然リュウノシンゲン

 金杯で3着に7馬身差をつけて1、2着を争ったリュウノシンゲンとグランフォロミーが、ともに年明け初戦にはなるが、地元の同世代同士では能力的に抜けている。
 寒菊賞の予想でも、金杯の予想でも、同じようなことを書いたような気がするが、リュウノシンゲンはここまで負けたのは2度だけ。芝の若鮎賞と、南部駒賞で先着された2頭は北海道勢。ダートでは地元馬に先着を許していない。今回は転入馬もいるが、すでに水沢コースを経験して能力はだいたい見えている。
 その金杯は、3コーナー手前で先に抜け出したグランフォロミーをリュウノシンゲンがとらえにかかって一騎打ち。直線を向いたところで一旦はリュウノシンゲンが出て、グランフォロミーが差し返す場面もあったが、最後はリュウノシンゲンがアタマ差で振り切った。きわどい勝負だったが、着差以上にリュウノシンゲンが強いレースをした。とはいえ両馬とも3カ月の休み明け初戦。仕上がり具合や成長次第ではグランフォロミーの逆転という可能性もある。ただし馬券的には3着に人気薄でも狙わない限り、どちらを頭にするか絞る必要がありそう。
 3番手はシラカミロード。10月の若駒賞でリュウノシンゲンの2着があり、冬休み明けの前走を勝った。仕上がり十分と見る。
 転入初戦が案外だったシャノンアーサーだが、2歳時には笠松でラブミーチャン記念2着の実績。年末のライデンリーダー記念でも、着順こそ5着だが勝ち馬からはコンマ5秒差。移籍2走目の上積みを期待して連下で狙ってみる価値はありそう。
 ◎2リュウノシンゲン
 ○8グランフォロミー
 ▲9シラカミロード
 △1シャノンアーサー
 
 スプリングカップの出走表はこちら

この予想印で投票
斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
この記事をシェアする

他の予想ブログ

地方競馬ブログTOP