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【5/30佐賀・九州ダービー栄城賞】トゥルスウィーの二冠に期待

 飛燕賞では佐賀で初めての敗戦を喫したトゥルスウィーだったが、スピードで押し切った前が止まらず、距離不足だった。その敗戦を払拭するかのように、ル・プランタン賞では逃げたシュリーデービーを早めにとらえて完勝。佐賀皐月賞でも中団から早め先頭で後続を寄せ付けなかった。兵庫から転入してきたガーディアン以外とは勝負付が済んだか、明らかに能力差があり、二冠達成の可能性は高い。
 相手筆頭には、佐賀皐月賞2着のプリマステラ。続く前走の鯱の門特選では4着だったが、ラチ沿いで馬群に閉じ込められ、ペースが上がった向正面で動くことができず、レースをさせてもらえなかった。トゥルスウィーを負かすまではどうかだが、ここはさらなる距離延長で巻き返すと見る。
 兵庫からの転入初戦を勝ったのがガーディアン。ハイペースで飛ばした前が総崩れになったところ、後方追走から一気に先頭に立って押し切った。展開的にはまった感じがあり、この距離であらためて能力が問われるところ。
 飛燕賞で僅差2着だったシュリーデービーだが、ル・プランタン賞が3着で、佐賀皐月賞は勝ち馬から大きく離されての5着。距離が課題だが、今回は有力馬からのマークが軽くなって、マイペースで逃げさせてもらえれば粘り込む場面もあるかもしれない。
 鯱の門特選では後方から直線脚を使って2着だったムーンオブザボスは、同じように流れが向くかどうか。
 ◎6トゥルスウィー
 ○8プリマステラ
 ▲1ガーディアン
 △4シュリーデービー
 △5ムーンオブザボス
 
 九州ダービー栄城賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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