斎藤修の重賞ピックアップ

【5/9水沢・シアンモア記念】好調2連勝のチャイヤプーン

 今季初戦が案外の成績だった実績馬が何頭かいるため、混戦となりそう。
 そんな中で大井から戻ったチャイヤプーンは2連勝と好調。赤松杯では直線で内にもたれるクセを見せたが、それでも完勝だった。水沢7戦7勝というコース相性のよさなら、まず崩れることはなさそう。
 赤松杯でのヒガシウィルウィンは、もっとも能力を発揮できる1600m戦だけに1番人気に支持されたものの、勝負どころでの手応えが案外で直線でも反応はなく5着に沈んだ。そこを使って本来の調子に戻れば圧勝まであっておかしくないのだが。
 タイセイブラストは冬休み明け後、早くも3戦をこなし2連勝のあと赤松杯が3着。昨年春に船橋から転入して以降、着外は距離が疑問の早池峰スーパースプリントだけ。それ以外はすべて3着以内と安定して結果を残している。ここまで重賞タイトルはないが、12月の白嶺賞、1月のトウケイニセイ記念が雪のため取止めになってしまったのが残念で、実施されていればどうだっただろう。
 サンキューは、川崎から転入初戦だった赤松杯で2着に好走。今回はメンバーが揃って真価が問われるところ。
 エンパイアペガサスの前走桃花特別は、中団を追走して直線でも前の争いには加われないまま4着。ひと叩きされての上積みがあれば当然勝ち負けになっておかしくないのだが。
 ◎6チャイヤプーン
 ○5ヒガシウィルウィン
 ▲2タイセイブラスト
 △7サンキュー
 △9エンパイアペガサス
 
 シアンモア記念の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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