斎藤修の重賞ピックアップ

【6/20水沢・一條記念みちのく大賞典】この距離ならエンパイアペガサス

 冬休み明け初戦がいまいちでシアンモア記念では人気を落としたエンパイアペガサスだったが、直線では人気2頭と追い比べとなって、ヒガシウィルウィンにはクビ差及ばなかったものの、チャイヤプーンに1馬身3/4差をつけて2着を確保した。今回、ひと叩きされての上昇に加え、距離延長の2000メートルなら中心視できる。
 ヒガシウィルウィンは今季初戦の赤松杯こそ5着だったが、シアンモア記念ではあらためて勝負強さを見せた。ただベストはやはり1600メートルと思われ、エンパイアペガサスの2着だった桐花賞以来、2度めの水沢2000メートルがどうか。
 チャイヤプーンは、シアンモア記念の直線3頭の追い比べでは内に刺さるクセを見せたぶん遅れをとって3着。それでも前走あすなろ賞では、逃げたパンプキンズとの追い比べをアタマ差で制した。岩手ダービーダイヤモンドカップ、ダービーグランプリを制した相性のいい水沢2000メートルの舞台に期待だ。
 パンプキンズは大外枠でもおそらく単騎逃げが叶いそうで、マイペースで逃げてどこまで粘れるか。
 ◎3エンパイアペガサス
 ○6ヒガシウィルウィン
 ▲4チャイヤプーン
 △9パンプキンズ
 
 一條記念みちのく大賞典の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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