斎藤修の重賞ピックアップ

【6/17門別・北海優駿】二冠狙うラッキードリーム

 一冠目の北斗盃は、JBC2歳優駿JpnIIIを制したラッキードリームと、エーデルワイス賞JpnIIIを勝ったソロユニットが馬体を併せるように4コーナーをまわり、さらに鎌倉記念など重賞2勝のリーチがこれに迫って、3頭の追い比べは見ごたえがあった。
 不安があった内回り1600メートルを制したラッキードリームにとって、外回りで距離延長となる今回は好条件。8頭立てという少頭数で展開的にまぎれが生じることもなさそうで、新興勢力といえるようなメンバーもいない。ダービーシリーズは、ここまで6戦のうち、金沢、佐賀、岩手、名古屋で二冠馬が誕生。ラッキードリームはそれらに続く可能性が高そうだ。
 オタクインパクトは、北斗盃こそ前3頭からやや離されての4着だったが、ここまでの3勝は1700か1800メートル。今季初戦だった牡羊座特別は直線で抜け出し、2着とは半馬身差だったが、着差以上の完勝だった。
 テイクアターンは2歳時に1700メートルの2歳オープン戦を勝ち、川崎に遠征して1600メートルの川崎若駒オープンを制した。北斗盃は4着オタクインパクトに3/4馬身差5着。外回り1700メートルでも2勝を挙げているが、2000メートルへの距離延長でどうか。
 北斗盃ではラッキードリームに1馬身差で2着と食い下がったリーチだが、鎌倉記念を勝ったあとは距離を懸念して地元のJBC2歳優駿には出走せず、全日本2歳優駿に向かった(12着)。門別では外回りの1700/1800メートルも経験したことがなく、2000メートルは厳しいと見て4番手評価。
 ◎3ラッキードリーム
 ○1オタクインパクト
 ▲2テイクアターン
 △7リーチ
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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