斎藤修の重賞ピックアップ

【6/16門別・ヒダカソウカップ】斤量にも恵まれスマイルミュ

 スマイルミュは、船橋所属として出走した浦和・桜花賞では、逃げ切ったケラススヴィアを半馬身ほどの差でピタリとマークしていって3コーナー過ぎまで食い下がっての4着は見どころ十分。北海道に戻って遠征した水沢の留守杯日高賞は、3コーナーから人気3頭の追い比べを制した。今回は別定51kgと斤量に恵まれての一戦。第1回のルージュロワイヤル以来となる3歳馬の勝利に期待だ。
 このレース3連覇がかかるのがクオリティスタート。一昨年はA3以下2着から、昨年はA1以下2着からここを勝った。今年はA1以下を勝って臨むということでは、これまで以上に順調に来たといっていいだろう。ただし一昨年54kg、昨年55kg、そして今年56kgで、スマイルミュとの差が5kgもあってという条件でどうか。
 ネーロルチェンテは昨年9月からシーズンをまたいで5戦4勝、2着1回と着実にクラスを上げてきた。一昨年2歳時にはブロッサムカップを制しており、4歳の今年本格化した。
 昨年のこのレース3着だったのがルナクレア。ただその後は1200m戦のみ使われて好走を続け、前走A1特別でもクビ+半馬身差で3着と好走した。能力的には十分通用しそうだが、1年ぶりの1600mの舞台でどうか。
 中央3勝クラスから転入し、今季開幕後の2戦で結果が出ていないエムティアン、浦和・桜花賞はスマイルミュに続く5着で、3歳ながら53kgを背負うニジイロらも連下争いなら。
 ◎11スマイルミュ
 ○13クオリティスタート
 ▲6ネーロルチェンテ
 △12ルナクレア
 △10エムティアン
 △2ニジイロ
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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