斎藤修の重賞ピックアップ

【7/4ばんえい・柏林賞】充実一途トワトラナノココロ

 トワトラナノココロは昨シーズン後半を脚部不安で休養。3月に戦線復帰すると、年度をまたいで連戦連勝。4歳限定のすずらん賞では、重量に恵まれていたとはいえ、最初に仕掛けてひと腰先頭でクリアすると、そのまま後続を寄せ付けずの完勝。ライラック賞でも障害すんなり先頭で、キョウエイリュウが追ってきたもののこれを振り切っての勝利。今回もそのときと同じキョウエイリュウに対して20kgのアドバンテージなら押し切れると見る。ひとつカギとなりそうなのは、初めての700kgがどうか。
 対してトップハンデ720kgのキョウエイリュウは、昨シーズン後半の重賞で重量の経験は十分。能力最上位は間違いない。
 ゴールドハンターは、前走ゴールドトロフィーでは障害6番手から自慢の強烈な末脚を繰り出して差し切った。今回、トワトラナノココロがハイペースで引っ張って、これをキョウエイリュウが深追いして共倒れになるような展開になれば、この馬の一発がありそう。
 3歳三冠でそれぞれ3着以内の実績がある、ヤマトタイコー、カイセドクター、ブラックサファイア、キタノボブサップらも上位争いの可能性は十分。
 ◎2トワトラナノココロ
 ○5キョウエイリュウ
 ▲7ゴールドハンター
 △1ヤマトタイコー
 △3カイセドクター
 △4ブラックサファイア
 △9キタノボブサップ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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