斎藤修の重賞ピックアップ

【8/29ばんえい・はまなす賞】好調3歳馬イワキダイヤ

 過去5年のはまなす賞は、4歳馬3勝に対して3歳馬は2勝だが、2着は4歳1回に対して3歳馬が4回と、年齢別ではほぼ互角。トップハンデの勝利は2018年4歳のマツカゼウンカイだけだが、4歳馬5頭すべて700kgでの争いだった。
 そこで狙ってみたいのは好調の3歳馬イワキダイヤ。3走前にB4-3組を勝ち、ばんえい大賞典を挟んで昇級初戦となったB3-1組も勝利。ここにきてかなり力をつけている。ばんえい大賞典はイオンの3着だったが、イオンが今回同重量の660kgなのに対して、イワキダイヤは10kg減の660kg。その上昇度で4歳のトップハンデと50kg差は有利と見る。
 どちらを本命にしようか迷っての対抗が、このレース連覇のかかるゴールドハンター。ここに来てのレースぶりが安定してきた。前走山鳩賞は、軽めの馬場で先に障害を越えた2頭に逃げ切られてしまったが、今回は軽量3歳馬がいて速い流れになれば、障害を越えてからの末脚勝負には有利。じっくり溜めて障害ひと腰ならチャンスは大きい。
 4歳世代ナンバーワンは、やはりキョウエイリュウ。前走山鳩賞は仕上がりイマイチの状態で、先に障害を越えたトワトラナノココロを差し切る強いレースを見せた。今回もそのときと同じトップハンデ710kg。あとは軽量3歳馬がいて流れがどうなるか。
 カイセドクターは山鳩賞4着だったが、勝ったキョウエイリュウから5秒5差。据え置きの700kgなら巻き返す可能性は十分。
 山鳩賞で惜しくも2着だったトワトラナノココロだが、今回はそのときから10kg増の700kgでどうか。
 ばんえい大賞典まで目下3連勝の3歳牝馬イオンも勢いがあり上位に食い込んでくる可能性も。
 ◎3イワキダイヤ
 ○1ゴールドハンター
 ▲8キョウエイリュウ
 △5カイセドクター
 △7トワトラナノココロ
 △2イオン
 
 はまなす賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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