斎藤修の重賞ピックアップ

【9/12佐賀・ロータスクラウン賞】三冠なるかトゥルスウィー

 佐賀皐月賞、九州ダービー栄城賞ともに2着に4馬身差をつけ二冠を制したトゥルスウィーは、遠征した高知優駿では残念ながら差のある4着。しかしながら地元に戻った第1回の九州チャンピオンシップでは、中央2勝クラスから転入して2連勝中だったドゥラリュールには8馬身差をつけられたものの、3コーナーまでは直後で食い下がり、初めての古馬重賞挑戦ながら2着に健闘。3着馬には3馬身差をつけていた。新興勢力もいるが、距離を経験していない馬も少なくなく、3歳馬同士の2000メートル戦なら経験値で上回る。三冠達成は濃厚と見る。
 その新興勢力の1頭がブラーブサージュ。中央未勝利から4月に転入して8戦4勝、2着4回と底を見せていない。しかも古馬B-5、B-4で2着に好走。能力的にはトゥルスウィーを負かせる可能性もあるが、佐賀では1400メートルまでしか経験がないのがどうだろう。
 高知から遠征のナムラゴローは、前走JRA未勝利と交流のよさこい盃で3着に好走。高知では1600メートルまでしか経験していないが、距離をこなせれば一発あるかもしれない。飛田愛斗騎手が騎乗ということでも期待だ。
 1800メートルの古馬B級特別で2着があるムーンオブザボス、佐賀皐月賞2着のプリマステラ、ここ4戦で3勝と調子を上げてきたタガノリヴェラーノらも上位に食い込む可能性はある。
 ◎8トゥルスウィー
 ○4ブラーブサージュ
 ▲3ナムラゴロー
 △9ムーンオブザボス
 △2プリマステラ
 △7タガノリヴェラーノ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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