斎藤修の重賞ピックアップ

【9/19ばんえい・岩見沢記念】シーズン後半にメジロゴーリキ

 シーズン後半に向けて負担重量が重くなっていく重賞戦線。ここは別定増量なしの820kgで出走できるメジロゴーリキを狙ってみたい。昨シーズンは8番人気で北見記念を制し、帯広記念も5番人気で2着と、後半になって活躍。今シーズン、まだ勝ち星こそないものの、700kg台のばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞で勝ち馬からそれほど離されずともに4着。ばんえいグランプリでも障害2番手から、勝ったメムロボブサップに8秒2差で3着に健闘。さらに重量が積まれるここなら勝ち負けの場面まであっていいのではないか。ただ馬場があまり軽くなってしまうとよろしくない。土曜日は雨、日曜日は晴、という予報で馬場状態が気になるところ。
 アオノブラックは夏負けとのことで旭川記念以降は厳しいレースが続いたが、涼しくなって体調は回復してきているはず。コメントではこの先の北見記念へ向けてという話が出ているようだが、前走マロニエ賞では着順こそ7着も、障害もひと腰でしっかり歩いて勝ち馬から11秒0差。そこから上昇しているなら勝負になる可能性はある。今回不在となった同期のライバル・メムロボブサップのぶんまでがんばってほしいところ。
 今シーズンだけでも競走中止が2度あるアアモンドグンシンは、障害を越えられるかどうかがすべて。前走マロニエ賞もそうだったように、障害でヒザをついてしまうと立て直すのが難しい。ただ、障害を一発で越えられれば強い。
 旭川記念を勝って、ばんえいグランプリでも2着だったセンゴクエースはトップハンデ840kgがどうか。
 馬場が軽くなれば北斗賞を制しているキタノユウジロウにチャンス。
 ◎9メジロゴーリキ
 ○7アオノブラック
 ▲5アアモンドグンシン
 △3センゴクエース
 △8キタノユウジロウ
 
 岩見沢記念の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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