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【9/5盛岡・不来方賞】ダートで驚きの強さマツリダスティール

 今年無敗のリュウノシンゲンに岩手三冠がかかる一戦だが、今シーズンの初勝利がダートのイーハトーブマイルで圧巻のレースを見せたマツリダスティールに期待する。そのイーハトーブマイルはスタートでタイミングが合わず出遅れたが、4コーナー手前で先頭をとらえると、直線坂下で追い出されあっという間に後続を突き放し7馬身差で圧勝。その盛岡ダート1600mの勝ちタイムは1分39秒3。今年盛岡ダート1600mの最速は1分39秒0という勝ちタイムがあるが、これは不良馬場でのもの。重・稍重では古馬戦も含めてここまでマツリダスティールのイーハトーブマイルが最速(良馬場で1分39秒台はなし)。距離的にも、古馬相手に2400mのせきれい賞で3着と好走しているだけに問題ない。3歳無敵のリュウノシンゲンを負かす可能性はおおいにあるとみる。
 リュウノシンゲンは2歳時も含めてダートでは地元馬に先着されたことがなく、まだ底を見せていない。しかしながら盛岡は2歳時の南部駒賞以来。三冠達成には、同じ菅原勲厩舎から強敵が現れた。
 牝馬のゴールデンヒーラーは東北優駿こそリュウノシンゲンの4着だったが、リュウノシンゲン不在となったやまびこ賞では57kgを背負って快勝。牝馬同士のひまわり賞では、2着に10馬身差の楽勝だった。東北優駿の時より力をつけていることは明らかで、ここで逆転の可能性はある。
 この3頭の勝負で、どれが勝っても驚けない。
 東北優駿3着で、やまびこ賞がゴールデンヒーラーの2着だったサンエイマジック、東北優駿2着だったグランフォロミーに一角崩しがあるかどうか。
 ◎2マツリダスティール
 ○5リュウノシンゲン
 ▲11ゴールデンヒーラー
 △4サンエイマジック
 △7グランフォロミー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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