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【10/11名古屋・秋の鞍】1400mで大差圧勝のイグナイター

 大井から3頭の遠征があるが、ここは兵庫のイグナイターが強そう。中央でダートの新馬戦を勝ちながら2戦のみで大井に移籍。京浜盃で2着に好走し、古馬相手のB2特別で2着のあと兵庫に移籍した。古馬B1クラスに格付けされ、初戦が2着に2秒3、2戦目の前走がなんと3秒5という大差をつけて圧勝。その1400メートルの勝ちタイム1分27秒4(稍重)は、JpnIIIの兵庫ゴールドトロフィーでも通用しそうなタイム。今回、同じ1400メートルで3歳馬同士なら遠征でも断然の存在といえそう。
 春の名古屋二冠馬トミケンシャイリは連勝こそ途切れたが、古馬初対戦となった前走のA1特別で5馬身差の圧勝。4月以来の1400メートル戦となるが、春は3歳戦で圧勝を続けていた距離だけに期待できそう。ただここはイグナイターがいかにも強そう。
 大井のオークハンプトンは、4月に1700メートルの準重賞ブルーバードカップで、その後東京ダービー2着と好走を見せたギャルダルに1馬身半差をつけて快勝。前走1400メートルの古馬B2特別で5着だったが、あらためてこの距離でどうか。
 地元勢では、中央へ2戦挑戦したあとの3歳特別で連勝中のブルースウェードがどこまでやれるか。
 浦和・桜花賞2着のグロリオーソ、盛岡に遠征したハヤテスプリントでクビ差2着のミラコロカナーレら、大井勢はいずれも侮れない。
 そのほか、重賞3勝のブンブンマル、笠松のエイシンイナズマは菊水賞2着に兵庫ダービーでは接戦の3着、高知・黒潮皐月賞2着のブラックマンバら、重賞実績馬がいるもものの、印が回らなかった。
 ◎2イグナイター
 ○9トミケンシャイリ
 ▲10オークハンプトン
 △11ブルースウェード
 △3グロリオーソ
 △6ミラコロカナーレ
 
 秋の鞍の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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