斎藤修の重賞ピックアップ

【10/7門別・瑞穂賞】道営記念連覇へクインズサターン

 瑞穂賞の声を聞くと、ホッカイドウ競馬もいよいよシーズンラストが近づいてきたことを思わせる。
 今シーズン、門別の古馬戦線で安定して結果を残してきたのがクインズサターン。コスモバルク記念を勝ち、赤レンガ記念はリンノレジェンドの逃げ切りを許して2着だったが、9月の旭岳賞は中央2勝クラスから転入して2連勝中だったサンビュートをアタマ差でしりぞけた。道営記念連覇に向け、ここでも結果を残しておきたいところ。
 赤レンガ記念を逃げ切ったリンノレジェンドだが、その後の3戦がいまいち。ただ逃げ馬ゆえ、展開に左右されるところも大きい。前走旭岳賞(4着)でも2頭にマークされ3番手以下を離して先行する厳しい流れだった。マイペースの逃げに持ち込めるかどうか。
 ルールソヴァールは中央オープンから転入した昨年が5戦3勝、2着2回。旭岳賞を勝って瑞穂賞、道営記念が2着だった。9カ月半ぶりとなった復帰戦を叩いて、昨年程度の能力が発揮できれば当然勝ち負けまで。
 前走旭岳賞で、先行3頭ハイペースの3番手を追走しながら3着に粘ったのがリコーワルサー。1年以上のブランクがあり、移籍後3戦目での上積みがあれば旭岳以上も期待できる。
 星雲賞で豪快な追い込みを決めたクラキングスは、同様に末脚を生かせる展開になるかどうか。
 南関東オープンから転入3戦目となるウタマロも連下争いの可能性。
 ◎2クインズサターン
 ○1リンノレジェンド
 ▲3ルールソヴァール
 △5リコーワルサー
 △4クラキングス
 △7ウタマロ
 
 瑞穂賞の出走表はこちら

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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