斎藤修の重賞ピックアップ

【10/21名古屋・ゴールド争覇】遠征実績でトーセンレビュー

 浦和のトーセンレビューは南関東の重賞となるとやや苦戦だが、今年、兵庫ウインターカップ2着、東海桜花賞、金沢スプリントカップを勝利と、遠征競馬で好成績を残してきた。名古屋1400メートルはすでに東海桜花賞を勝った舞台で、斤量など条件も変わらない。メンバー的にもそれほどきびしくなった印象はなく、ここでも軸として狙ってよさそうだ。
 高知のダノングッドも遠征で結果を残し、園田FCスプリントでは6番人気ながら6馬身差の圧勝。820メートル戦での6馬身差は大差といってもいい。前走園田チャレンジカップでも僅差の2着と9歳でも衰えはない。船橋の習志野きらっとスプリントはさすがに相手が強く9着だったが、その成績ならトーセンレビューにも見劣りしない。
 地元の期待はメイソンジュニア。東海桜花賞ではハイペースの先行勢総崩れという展開で、中団よりうしろにいた3頭がゴール前ハナ、クビという接戦。トーセンレビューにハナ差の惜敗だったが、展開ひとつで逆転もありそう。
 ドンフォルティスは中央オープンから川崎に移籍して3戦。結果は出ていないものの、トーセンレビューの南関東での成績との比較なら見劣りはしない。
 カツゲキキトキトは今年1月のマイル争覇を勝ったあと、いよいよ衰えかと思われたが、丹羽克輝騎手に乗替ったここ3戦連続で2着。特にここ2戦は勝ち馬と3/4馬身、クビ差という僅差の惜しいレース。ここでも見せ場以上を期待したい。
 ◎10トーセンレビュー
 ○12ダノングッド
 ▲9メイソンジュニア
 △11ドンフォルティス
 △5カツゲキキトキト
 
 ゴールド争覇の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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